暗闇のなかの希望 増補改訂版 ――語られない歴史、手つかずの可能性 (ちくま文庫 そ-4-1)

  • 筑摩書房
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480438270

作品紹介・あらすじ

イラク戦争下で「希望を擁護する」ために刊行され、二〇一六年に加筆された改訂版を文庫化。アクティヴィズムと思想を往還する名著。解説 小川公代

ソルニット、初文庫化
直接(アクティ)行動(ヴィズム)と思想を自在に往還する現代の名著
解説 小川公代

2003年、イラク戦争が始まった時期に、「希望を擁護する」ために本書は書かれた。あの時代は過ぎ去ったが、あらたな戦争が生じ、破壊的な気候変動が到来している。絶望と冷笑主義が残りつづける現代に、希望をもつことはいかに可能なのか。「希望は光を浴びた舞台の真ん中ではなく、周縁の暗がりにある」(本文より)。2016年に改訂され、直接行動と思想を往還する現代の名著を文庫化。 解説 小川公代

【目次】
日本のみなさんへ 
第三版への序文(二〇一五年) 希望が拠って立つもの 
1 暗闇を覗きこむ 
2 私たちが敗北したとき 
3 私たちが勝ち取ったもの 
4 偽りの希望と安易な絶望 
5 影の歴史 
6 千年紀の到来 ―― 一九八九年一一月九日 
7 千年紀の到来 ―― 一九九四年一月一日 
8 千年紀の到来 ―― 一九九九年一一月三〇日 
9 千年紀の到来 ―― 二〇〇一年九月一一日 
10 千年紀の到来 ―― 二〇〇三年二月一五日 
11 変革のための想像力を変革する 
12 直接行動の間接性について 
13 もうひとつの歴史の天使 
14 カリブーのためのバイアグラ 
15 楽園からの脱出 
16 大いなる分断を越えて 
17 イデオロギーの後に ―― あるいは時間の変容 
18 グローバルなローカル ―― あるいは場所の変容 
19 テキサスの三倍大きな夢 216
20 疑い 
21 世界の中心への旅 
振り返る平凡な人びとの非凡な偉業(二〇〇九年) 
すべてがばらばらになり、すべてがまとまりつつある(二〇一四年) 
あとがき後ろ向きに、前向きに 
謝辞 
巻末注記 
訳者あとがき 東辻賢治郎 
解説 ネガティヴ・ケイパビリティのなかの希望 小川公代 

感想・レビュー・書評

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  • 『暗闇のなかの希望(レベッカ・ソルニット)』 投票ページ | 復刊ドットコム
    https://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=71456

    casual, lyrical, distorted: レベッカ・ソルニット『暗闇のなかの希望』のためのメモ(2012年12月19日)
    http://burogu-mircea-blog.blogspot.com/2012/12/blog-post_19.html

    現在の社会を予言? 作家レベッカ・ソルニットが 再び注目される理由 - T JAPAN:The New York Times Style Magazine 公式サイト(SEPTEMBER 26, 2017)
    https://www.tjapan.jp/entertainment/17196064

    暗闇のなかの希望 増補改訂版 レベッカ・ソルニット(著/文) - 筑摩書房 | 版元ドットコム
    https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784480438270

  • やや難解?流し読みしてしまった。

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著者プロフィール

レベッカ・ソルニット(Rebecca Solnit):1961年生まれ。作家、歴史家、アクティヴィスト。カリフォルニアに育ち、環境問題・人権・反戦などの政治運動に参加。アカデミズムに属さず、多岐にわたるテーマで執筆をつづける。主な著書に、『ウォークス歩くことの精神史』(左右社)、『オーウェルの薔薇』(岩波書店)がある。

「2023年 『暗闇のなかの希望 増補改訂版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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