人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 増補新版 (ちくま文庫 よ-31-2)

著者 :
  • 筑摩書房
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  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480438348

作品紹介・あらすじ

主体性と合理性が切り崩された先の「人間の定義」とは?「当代屈指の読書家による細密で浩瀚なキーコンセプトガイド」(東浩紀)を文庫化 解説 大澤真幸

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと不思議なタイトルはマルクスの著書の一節から。AIや進化生物学、心理学、人類学その他様々な諸科学の進展を踏まえて人文知がどう応答するべきか。というか応答以前の今何がどこまで議論されてきているのかを整理する丁寧な地図のような本。吉川さんの本は『理不尽な進化』に続いて二冊目なんですが、今回も素晴らしかった。何をどこから勉強したり考えていこうか、色々ヒントをもらえて本当にありがたい仕事でした。

  • とてもではないが全体を理解できるわけではない。
     人文書の入門的なトレーニングとして拾い読みするのは楽しい。「附記」が、上手に導いてくれる。

  • ・マルクス資本論草稿…人間の解剖はサルの解剖のための鍵である
    ・功利主義は人の幸福を最大化する様な選択を中心とし「最大多数の最大幸福」

  • 様々な分野をいっちょかみしてる感じはあるが、それはそれでブックガイド的な紹介本として便利なので有用でした。この本でもなんとなくは説明してくれていますが、くわしくは原著にあたるのがいいのかも。

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著者プロフィール

吉川浩満(よしかわ・ひろみつ):1972年鳥取県米子市生まれ。文筆家、編集者。慶應義塾大学総合政策学部卒業。書評サイトおよびYouTubeチャンネル「哲学の劇場」を山本貴光とともに共同主宰している。おもな著書に『哲学の門前』(紀伊國屋書店)、『理不尽な進化増補新版』(ちくま文庫)、山本との共著に『人文的、あまりに人文的』(本の雑誌社)、『その悩み、エピクテトスなら、こう言うね。』(筑摩書房)、『脳がわかれば心がわかるか』(太田出版)がある。

「2022年 『人間の解剖はサルの解剖のための鍵である 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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