名前も呼べない (ちくま文庫)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 87
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480438416

作品紹介・あらすじ

第31回太宰治賞を受賞し、その果敢な内容と巧みな描写で話題を集めた著者のデビュー作がより一層の彫琢を経て待望の文庫化! 解説 児玉雨子

感想・レビュー・書評

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  • 伊藤朱里「名前も呼べない」書評 人間関係にもがき苦しむ女|好書好日(2015年12月20日)
    https://book.asahi.com/article/11605328

    七年の意味|ちくま文庫|伊藤 朱里|webちくま
    https://www.webchikuma.jp/articles/-/2936

    筑摩書房 名前も呼べない / 伊藤 朱里 著
    https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480438416/

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      インタビュー 作家 伊藤朱里さん|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
      https://www.bungei.shueis...
      インタビュー 作家 伊藤朱里さん|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
      https://www.bungei.shueisha.co.jp/contents/interview/029/index.html
      2023/07/20
  • 「君は誰かのどうでもいい人」がすごく良かったので、ちょっと期待しすぎた感がありました。

  • 2023年6月
    文章がうまい。ストーリーも面白くてグイグイ読んでしまった。
    ただこのねちっこい感じは好みではない。メリッサはキャラクター的に都合良すぎ。冷ややかな気持ちに。

  • この本を読めて良かった!が読後すぐの感情。

    『名前も呼べない』と『お気に召すまま』。
    前者は固定観念をやられた。
    そして後者が特に好き。
    主人公(美波)の心情に共感する。

    どちらの作品も表現が好きだったので、
    伊藤朱里さんの他の作品を読みたい。

  • 久しぶりに解説を読んだあとまたすぐ頭から読み返してしまった。
     
    誰かを好きになること、それが性愛であろうと友愛であろうと、その事実がどこかで、誰かに、何かしらの犠牲がうまれてしまうことにとても絶望してしまった。持っていたものを失うのは怖いし辛い。



  • 「名前も呼べない」
    〝ただ、伸ばしてくれた手を、伸ばし返すことだけはしなくてはいけないと思った。〟


    「お気に召すまま」

    理由が欲しい。手っ取り早い方法は、相手に全責任を押しつけるか、ひたすら自分を責めつづけるか、そのどちらか。

    見えるもの全部にもっともらしく理由をつけないと安心できない人なんか、放っておきなさい。

  • 息苦しさの表現がうますぎる... くるしい...

  • 2023.9.21 読了

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著者プロフィール

1986年、静岡県生まれ。2015年、「変わらざる喜び」(「名前も呼べない」に改題)で、第31回太宰治賞を受賞。他の著書に『稽古とプラリネ』『緑の花と赤い芝生』『きみはだれかのどうでもいい人』『ピンク色なんてこわくない』がある。

「2022年 『名前も呼べない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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