結婚とわたし (ちくま文庫 や-63-1)

著者 :
  • 筑摩書房
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本棚登録 : 825
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480439109

作品紹介・あらすじ

結婚するなら腹を割って話せる“親友”みたいな人がいい。結婚の幻想をブチ破る日記エッセイ、後日談150頁増補の完全版。目指せ家庭内男女平等!

感想・レビュー・書評

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  • 一方通行じゃなくて、ちゃんと旦那さんの言い分が載せられているのが良かったです。チチモちゃん可愛い!*「幸せな結婚とは、いつでも離婚できる状態でありながら、離婚しない状態である」*「生活」の才能 *「僕の中敷き返して」

  • 結婚してから再読するとまた違った印象に。

  • 同棲していた時の話と結婚した後の話
    最初はちゃんと読んだけど後に、気になった題のやつだけを読んだ

    バランス取れてる家庭だなと笑

  • 単行本刊行当時におもしろく読んだが、最近読み返してぎょっとする箇所が多々あり……と思いつつ、未収録&後日談を増補されたとのことで文庫も購入。
    主語のデカさと構造の話は表裏一体なので、難しいな〜。夫のいいぶんもあるのが良い。やっぱりぎょっとするところはちらほらあったが(既婚者の悩みはお気楽、とか)前書きにあった通り、数年、十数年でジェンダー感覚は変わっていくことを感じた。そのときそのときの最適解でやってくしかない。

  • 同棲と結婚生活について。どちらも自分が経験したことないことなので、本書で想像を膨らませることができた。筆者はきちんと相手と向き合って暮らせててすごい。読めば読むほど自分は人と暮らせないなと思った。

  • また読みたいで

  • 本書を読んで共感する女性と、耳が痛くなる男性は多いのだろうと予想する。主に男性に向けられた共同生活における家事の不平不満を、コミカルなタッチで綴られているのだが、ときおりガチの怒りを帯びた言葉が吐かれていてちょっと怖かった…。

    個人的には、子を持たない人生を選択した理由みたいなところもエッセイに書いてほしかったなぁと思った。

  • 読み終わるのがもったいないと思うくらい、文章も、山内マリコのキャラクターも、取り上げられている話題も全部良かった。
    言語化できないもやもやをユーモラスな文章で書き表してくれていて、よくぞ書いてくれました!と別に主婦でもなんでもない自分も拍手喝采です。
    家庭内の労働搾取に悩める人はスカッとできそう。
    個人的に山内マリコがおじさん化する話が好き。立場や家事負担の割合が変われば、女性だろうがなんだろうが、何もしないおじさんになりうるんだな。。

  • 山内マリコ先生のエッセイ好きです。
    ちょうど新婚だったので共感しまくりました。
    ご主人の注釈やご本人の後日談が付いている文庫本版良かったです。

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著者プロフィール

山内マリコ(やまうち・まりこ):1980年富山県生まれ。大阪芸術大学映像学科卒。2008年「女による女のためのR-18文学賞」読者賞を受賞し、12年『ここは退屈迎えに来て』でデビュー。主な著書に、『アズミ・ハルコは行方不明』『あのこは貴族』『選んだ孤独はよい孤独』『一心同体だった』『すべてのことはメッセージ小説ユーミン』などがある。『買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて』『山内マリコの美術館はひとりで行く派展』『The Young Women’s Handbook~女の子、どう生きる?~』など、エッセイも多く執筆。

「2024年 『結婚とわたし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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