包帯クラブ The Bandage Club (ちくまプリマー新書 X 1)
- 筑摩書房 (2006年2月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480687319
感想・レビュー・書評
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"思春期"特有の複雑な感情をまっすぐに描かれていてよかった。ちょっとまっすぐすぎるかなぁと思ったけど。主人公は高校生たちだけど、多分中学生とかにもぴったりくるんじゃないかな
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高校生のセンチメンタルな心を描いて、生きる意味みたいなのを見出す本。良くも悪くも厨二病
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「巻けます、効きます。人によります」
このキャッチコピーは素晴しいね。
私は此れから読みます(最近、文庫になってました)。「巻けます、効きます。人によります」
このキャッチコピーは素晴しいね。
私は此れから読みます(最近、文庫になってました)。2013/08/07 -
nyancomaruさん
はい、このキャッチコピーいいですよね^^
文庫になっているんですねー。
若い人向けなのかもしれないけど
何か・...nyancomaruさん
はい、このキャッチコピーいいですよね^^
文庫になっているんですねー。
若い人向けなのかもしれないけど
何か・・・心が弱っている大人にとっても(笑)
そんな時には
優しいおはなしだなぁ、って思いました
2013/08/09
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青春小説。永遠の仔などの作風とはがらりと変わって、どこか明るめの雰囲気。みずみずしい。若いって、ただそれだけで救いだ。
今、世界のどこかで誰かの心が傷付いたとする。でも世間は、傷付いた人に対してあんまり優しくない。いちいちそんなことで凹んでどうするの?そもそもあなたが○○だからこんなふうになるのよ!なんて、時には既についてしまった傷まで否定されてしまうこともある。でも自分が心に痛みを負ったと思ったなら、確かにそれは自分の傷なのだ。それぞれが隠し持ってる自分の弱さとか、無理に忘れようとしていた心の痛みに肯定的に向かい合える手助けをしてくれるかもしれない物語。私も誰かに包帯を巻いてあげたいし、なんかあった時には巻いてほしくなった。 -
天童さんの本を読むのは初めてだったのですが、天童といえば永遠の仔とか
重い話を書くイメージがあったので、こんな青春小説っぽいのも書くんだなぁって。
傷を受けた場所に包帯を巻く、っていう発想が面白かった。
人から見たら大したことない傷も、本人にとっては立派な傷かもしれない。
それを自分で認めてあげようっていう考え方も、大切なことだなって思いました。
ところどころ、「現在」の主人公が過去を振り返ってコメントを寄せる
っていう形式も面白かった。 -
2章ほど読んで読みきれなくなったので終了。
「傷を愛せるか」おであらすじを知ってしまったのが悪いのか、それとも私自身に「包帯を巻きたいようなところ」が薄いためか、人物たちの行動がどうにも不可解で、読み進められなかった。
若さが必要なのかなぁ……残念。 -
たまに。。幸せでいること。。
じゃないね。。
幸せであろうという事に。。
疲れる事がある。。
幸せに生きていなければ。。。
楽しく生きていなければ。。
いけないんじゃないか。。って
脅迫観念で。。探し求めている時がある。。。
天童さんの本は、いっつも号泣しちゃうんだけどさ。。。
でも読み終わると。。
心に不安から解放された清々しさを感じる。。。
元気をもらうっていうのかな。。
例え幸せでない時があっても、人は生きていていいんだ。。って。。
私にはそう思わせてくれた本だった。