地学のツボ: 地球と宇宙の不思議をさぐる (ちくまプリマー新書 101)

著者 :
  • 筑摩書房
3.85
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本棚登録 : 268
感想 : 31
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480688040

作品紹介・あらすじ

地震、火山など災害から身を守るには?地球や生命、宇宙の起源に迫る「私たちとは何か」?実用的知識と、本質的な問いを一挙に学ぶ。カラー口絵とともに理解のツボが一目でわかる図版資料満載。

感想・レビュー・書評

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  • [初版第1刷]2009年2月10日

  • ふむ

  • トンガの海底火山噴火からの津波をめぐるあれこれに接して、そういえばわたしの地学の教養は中学の教科書止まりなのは問題かもしれない、と思って入り口用に買ってみた。同じ著者がちくま新書やブルーバックス、岩波科学ライブラリーからもいろいろなタイトルを出しているようだけれど、たぶんいちばんとっつきやすいのはこのへんかな、という見当。

  • 144:わかりやすいです。この方の講義を受けてみたい!

  • 請求記号:SS/450/Ka31
    選書コメント:
    ちくまプリマリー新書も中高校生向けのシリーズ。専門的に学ぶ前の入門書として、その分野の大枠をつかむことができる。紹介したい本はいくつかあるが、本書は火山学者による高校生向けの地学の解説書。地球環境問題を考えるために。
    (環境創造学部環境創造学科 北澤 恒人 教授)

  • 450

  • 地学、天文、生物と理科第二分野の学者は日本語の上手い人が多いようで割とハズレがない。中でも本書は平易な言葉のみで記述してあり、難解な用語も計算式も出てこない。それでいて好奇心を刺激する。プレートテクトニス、地層=地球表面での記録、オゾン層や地球磁場の役割、地質時代、宇宙論のトピックまでが簡潔にまとめられている。同様の入門本をいくら読んでも途轍もない忘却力で忘れ去ってしまうから、いつでも新鮮なのだが、この本は忘れたころにまた再読してみたくなるかも。2009年刊にして、東北にプレート性大地震の可能性を言及し、津波が来たら遠くへ逃げるな、高い所に逃げようと教えてもいる。

  • 地学、天文、生物と理科第二分野の学者は日本語の上手い人が多いようで割とハズレがないようだが、中でも本書は平易な言葉のみで記述しようとしてあり、難解な用語も計算式も出てこない。それでいて好奇心を刺激する。プレートテクトニス、地層=地球表面での記録、オゾン層や地球磁場の役割、地質時代、宇宙論のトピックまでが簡潔にまとめられている。同様の入門本をいくら読んでも途轍もない忘却力で忘れ去ってしまっているからいつでも新鮮なのだが、この本は忘れたころにまた再読してみたくなるかもしれない。2009年刊だが、東北にプレート性の大地震の可能性を言及し、津波が来たら遠くへ逃げるな、高い所に逃げようと教えてもいる。

  • わかりやすくて読み易い地学の入門書。

  • 他学科の皆さん、地惑の友人たちはこういうことを勉強しています的地学入門書。

    理図書 450||Ka31 11873913

  • ファッションが奇抜な京大の教授の本。写真や図が豊富でとてもわかりやすい。
    地球のことって案外知らないことだらけなんだなと思った。大陸プレートの下に沈み込んで溜まっていく海洋プレートはどうなるのか、なぜ地球には磁場があるのか、などなど。
    地学を学んだことのない人にぜひ勧めたい一冊です。

  • プレートテクトニクス、地層=地球表面での出来事の記録、オゾン層や地球磁場の役割、地質時代、宇宙論のトピックを簡潔にまとめてる。

  • 読みやすい地学入門書。宇宙や惑星、地球史のような大きな話から、地震・火山のような各論まで幅広い分野を網羅。専門語を極力使わず説明する、という姿勢が貫かれ、初心者にも勧めやすい一冊。
    しかし、地学入門書にプリュームテクトニクスを紹介するとは…攻めてるな〜、と個人的には感じたけど、きょうびの地学業界ではこれが普通なんかな?

  • 地学としての2009年時点での最新情報。
    地学は宇宙から地球まで幅広く、しかも新しい知識までちゃんと入っている。
    海溝で地震が起きれば津波が起きることもちゃんと触れているが、もっと広く知られていれば、と。

  • 20120419

  • 勉強になりました。

  • 地学には全く興味が無かったけれど、たまには全然違うジャンルのものを読んでみようと思って買ってみた。

    ひたすら正断層逆断層花崗岩雲母癌と単語を羅列して覚えていた昔は地学を面白いと思ったことは一回も無かったけど、地球史やプルームテクトニクスの話など地球そのものをイメージしながら読めるのが良かった。
    内容はだいぶざっくりとしているが、興味を持つには十分でした。
    勉強って切り口が大事だよなあと実感した一冊。

  • プレートテクトニクスから、地球の生物の歴史、宇宙のできかたまで、ありとあらゆることを取り上げているので、散漫といえば散漫だが、どの話も面白かった。
    自然科学はどの分野においてもまだまだ研究途上で日々新しい発見があるということがよくわかる。

  • 京大の人気教授で各メディアでも活躍中の鎌田氏が「地学」の基礎を説明した本。メイン対象は高校生のような印象を受けるが、それ以外の人が読んでも十分に楽しめる。氏は火山学が専門であるため、地震やプレート、地球史などの話題についての記述は特にわかりやすく面白い。後半の宇宙の話題が「地学を網羅する」ためだけに取ってつけたかのような感じになっているのが若干残念か。

  • 読みやすい。
    とにかくそこがツボ。
    書いてあることは教科書レベルを大きく出ないので,
    教科書を楽しめる人ならば教科書でかまわないとは思うが。

    さっと,「高校地学」をおさらいしたいという自分の目的には非常に合致していたので,★5つ。
    本棚に置いておく価値はあり。

  • 地震はどうやっておこっているのか。という所から始まってます。
    普段は1日24時間で動いている私たちですが、
    プレートテクトニクスを通して地球の時間を考えると、
    長い時間を頭の中で考える事ができました。

  • 請求記号:450カ
    資料番号:020199410
    装丁:クラフト・エヴィング商會

  • 20100214読了

  • 科学も地学も常に進歩する!
    学生でも社会人でも(老若男女でも)、地学の楽しさに触れられる一冊。
    地学モノのスマッシュヒット。

  • 地学に対して予備知識も何もない私としては、地学者というのは石を観て石を割ってにたにたしている人種だと思ってました。我々歴史学の人間が史料や遺物に接するように。この本は著者が勤務校の京都大学で一般教養科目の講義内容を本に起こしたものですが、最新の地学における研究成果を簡潔にまとめた非常に読みやすい本です。地震の話から地球内部の様子、火山、大気、そして宇宙にまで幅広い地学の分野を分かりやすく解説してくれます。とくにプレート・テクトニクスの話は数千年の人類の歴史のみを対象としている我々歴史の人間には壮大すぎて圧倒されます。地学にはまった人も、疎い人も是非一読をお勧めする本です。

  • 『地学のツボ――地球と宇宙の不思議をさぐる』(鎌田浩毅、2009年、ちくまプリマー新書)

    本書は高校レベルの地学の解説書というような位置づけといえると思います。地球の歴史、地震、大気、海流、生物の進化、宇宙、光星の一生、などの地学の領域が体系的にまとめられています。専門用語にはわかりやすい解説や説明がされていて、知識ゼロの状態からでも安心して読めると思います。地学や天文学に興味があるが何を読めばいいのかわからないという人にとってはお勧めです。

    (2009年2月20日)
    (2010年3月21日)

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著者プロフィール

鎌田 浩毅(かまた・ひろき)
1955年東京生まれ。筑波大学附属駒場中・高等学校卒業。東京大学理学部地学科卒業。通産省、京都大学大学院人間・環境学研究科教授を経て、現在京都大学レジリエンス実践ユニット特任教授・同名誉教授。専門は火山学、地球科学、科学教育。「京大人気No.1教授」の「科学の伝道師」。著書は『新版 一生モノの勉強法』『座右の古典』(ちくま文庫)、『やりなおし高校地学』(ちくま新書)、『地学のツボ』(ちくまプリマー新書)など。

「2021年 『100年無敵の勉強法』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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