東大生・医者・弁護士になれる人の思考法 (ちくまプリマー新書 137)
- 筑摩書房 (2010年5月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (186ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480688408
感想・レビュー・書評
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目的の明確化、論理だてて物事を説明する力、決してあきらめないこと。
以上3つが印象的でした。論理だてる力、意識して磨いていかねば。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自身の法学博士号取得の経験,医学部・ロースクールでの指導経験をもとに東大・医者・法曹になる人が何を考えどのように勉強しているのかを論じる。志の高さと気持ちのタフさ,試験合格への要点を見抜いて戦略を建てることなどが必要。
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世の中をナメたりせずに、当たり前のことを当たり前にする。
そして、精神的にタフであること。
「頭の良さ」は決して与えられたものとは限らず、
努力によって勝ち得ることもできるもの。
結局は、才能に甘えず、一歩一歩きちんと歩んでいける人間が強いのかもしれない。 -
タフでなければ生きていけない。うーん。ハードボイルド。
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東大生から受験勉強時のメソッドやエッセンインタビューした
ものです。勉強が苦手で飽き性だったオチこぼれの私には
目の覚めるような内容の本でした。
本を通して知性の階層を垣間見ました。 -
図書館。速読。あたりまえの勉強を毎日コンスタントにやる。素直にやる。
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社会科学は自然科学と異なり相手を説得する色合いが強い学問。
他の研究者の言葉に耳を傾ける。
研究とは他の人々がわからなかったことをわかるようにすること。
これは学問の道に通じ、自分がわからないことがわかるようになること。
精神的にタフでなければならない。
学んだ知識を社会に役立てよ。学問と社会の接点を知り、知の力で難題を解決せよ。 -
タイトルと内容がけっこう違う気がする。思考法というよりは勉強法。でも、勉強法に終始してなくて学問に対する心構えみたいなとこまで言及していて内容としては悪くない。論理的だし分かりやすい。勉強法も実際おれがやってたのと重なるのも多かった。
著者の昔の苦労話みたいなの(D論たいへんでした的な話)も他の人が書いたら自慢調になりがちなのに謙虚な感じがしてすごい好感が持てる。学問を極めようという態度のあらわれなんだろか。
ただ、全体を通して文系の人のことが中心になっていたので理系の人の事にもぜひ触れて欲しい。東大入試の後期試験を取り上げるなら前期試験ももっと触れればいいのに。この人だけで書けないなら共著とかでも面白いと思う。