- Amazon.co.jp ・本 (287ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480804150
作品紹介・あらすじ
挫折したキャリアウーマンと主婦たちが出会ったとき、何かが起こる…!?抱腹絶倒。読むと元気になるエンタテインメント。
感想・レビュー・書評
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池井戸潤の乗り上げ小説の主婦バージョンおちゃらけ編ってな感じの、ただの主婦たちが突然このままじゃ!!!って心機一転して、なぜか宝塚を目指す話。笑笑
育児に疲れ、
介護に疲れ、
夫に愛想をつかし、
息子が荒れて、
このまま私たちは生きて行くんだな。っていうその気持ちを心機一転!宝塚。笑笑
なぜって気もしないでもないけど、その心機一転さが面白かった!奮闘っぷりもなかなか見ものです!
男役女役の痛々しい感じや表現もなかなか面白いし、主婦目線での企業再建復帰のくだりなんかは、もしかしたら現実でもありなんじゃないかと思うくらい、主婦が元気を取り戻したら、日本の経済伸びそうな予感すらさせる一冊です。笑笑
世の中回ってます。主婦で。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
銀行員や主婦の本音をリアルに切り取ることには成功している。前向きになれるストーリーも良い。
でも文章に情緒がなく、ルポを読んでいるような気になる。 -
2013年11月9日うんうん。一気に読めた。書き方がちょっとつたない気が
したけれどもまさか宝塚とは。ちょっと魅力的
2021年8月24日再読
題名見て読んだ本だと思っていた。
でも最後まで内容新鮮だった。8年前の記憶なんてそんなもの?
この8年間今まで宝塚やミュージカルを実際にたくさん観て来たので、舞台を作る?あの煌びやかさに迫る?
とても能動的であやかりたい。
芸能プロダクションだからこそできたことだな。
宝藤社長とゆきが互いに感謝し合っているところ、ウィンウィンの関係、尊重し合っている関係が好ましかった。 -
初読。
まえから読んでみたいなー、と思っていた一冊。
中年女のする宝塚うんぬんは、一応宝塚ファンの私には少し気恥ずかしいし、
これがリアルだったらと想像するとその絵面にはウヘァだし(笑)
ゆきの「トップスターという位置で見えるもの」にはごウーン、なんだけど。
トップスターの背負うものというのは0番という立位置から見える景色だけではなくて
そのに立つまでの道程でしょう。ゆきのは位置だけだからね。ごっこだからね。
そんな事遥氏は百も承知だろうに、そこはキチンと書かれて無くてあれぇ?でした。
女の生き方
(今作はわりと極端な例であって今の時代は中間層が一番多いのでは?とも思いますが、)
どう生きても文句言われるし、正解も間違いも無いということはどう生きても良い
筈なのに、何か息苦しい。
そういう閉塞感が丹念に描かれてます。
私は被害者意識満々での◯◯の為に我慢しなきゃ、とか自分を犠牲にしなくちゃいけない
というのが大嫌いで憎んでるレベルなので、
主婦達が段々変わっていって「辛抱しないで介護するの。」
という言葉が出た時はやった!という気持ちに。
あ、あと炎のマタドールってバレンシアの熱い花かなー? -
次第に笑顔になる本。ひたすらに前向きになる。加えて、何か新しいことにチャレンジしたくなる。自分も「会社員→主婦」ときたので、独身の会社員、パートの主婦のどちらの立場もよくわかる。
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主人公はバリキャリの独身ウーマン。半分くらいまで、優秀な女性が男社会で働き再就職する辛さが語られます。
女って大変だよね、な話で、男はみんな自分勝手です。それぞれのキャラの事情も面白かったのですが、どうもつっこみが甘いような気がします。歌劇団よりもそれぞれの家庭の事情を読みたかったかも。 -
面白かった!ドラマでやってほしいー主演は天海さんで。
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大手銀行の総合職を辞めた北湯口ゆきは再就職が思うようにいかず、ひょんなことから芸能プロダクションの経理につくが・・・
生活に埋もれた主婦達と夢をかなえるために歌劇団をやろうとする、そんな話です。
可もなく不可もなく。