熊の歴史 (単行本)

  • 筑摩書房
4.67
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 33
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480858078

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 原書の表紙絵にある、アッペンツェル州のバナーにある熊もインパクトがあって魅力的ですが、この表紙絵のほうが可愛らしくて嬉しい。まちにまった良書の邦訳。恐れられ、尊敬され、愛されてきた熊。欧州での熊の歴史の集大成、辞典とも言える良書です。
    印象的なのは「恋する熊」の話。なんと熊が美しき羊飼いの女性を拉致監禁強姦するのだ。熊は女性を穴に閉じ込めてチーズやら衣服やらを強奪してきては女性に与えて甲斐甲斐しく養うも、その後救出された女性を取り戻しに来て殺される。恐ろしくも愚かで悲しいモンスターとしての熊だ。

  • ◎信州大学附属図書館OPACのリンクはこちら:
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB15080591

  • 「燃える人の舞踏会」怖すぎわろた…
    あと表紙の熊が微妙にネズミっぽくて気持ち悪くていい

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1947年生まれ。フランス高等実習研究院第4部門名誉教授。色彩をはじめ、縞模様、動物や植物をめぐる歴史人類学の第一人者。著書多数。以下が邦訳されている。『縞模様の歴史』(白水社)『ヨーロッパの色彩』(パピルス)『紋章の歴史』(創元社)『青の歴史』(筑摩書房)『王を殺した豚、王が愛した象』(筑摩書房)『ヨーロッパ中世象徴史』(白水社)『色をめぐる対話』(柊風舎)『熊の歴史』(筑摩書房)

「2018年 『ピエールくんは黒がすき!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ミシェル・パストゥローの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×