- Amazon.co.jp ・本 (405ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480863812
感想・レビュー・書評
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あなたに金持ちになってほしい
ドナルド・トランプ
ロバート・キヨサキ
★★★☆☆
今、なにかと話題の米新大統領ドナルド・トランプと、『金持ち父さん貧乏父さん』の著者ロバート・キヨサキの合作。
ドナルド・トランプといえば、言わずと知れた不動産王で、著書もいくつかあるビリオネア。
ロバート・キヨサキも言わずと知れた不動産王でありつつも、本の出版やゲームの開発を手掛けるなど、幅の広いミリオネア。
その二人が手を組んで本を出版した理由は、お腹をすかせた人に魚を与えるのではなく、魚の漁り方を教えるため。
二人とも十分に引退できる資産と収入があるにも関わらず、未だに精力的にビジネスを手掛けたり、大統領にまでなるのは、自分の信念に基づいて多くの人を自分自身で裕福になれるようにため。
本文中の言葉を借りれば、二人とも教師であるからだ。
そして、二人ともが不動産投資が大好きで、他のどの投資よりも有利だとする理由は、全てをコントロールできるからで、その反対に自分でコントロールできないものの代表として、投資信託や株式、債権があげられている。
特に投資信託は、投資信託会社が利益の80%を得ながらも、リスクは購入者が100%請け負い、出資する資本も投資信託会社が0%で、購入者が100%と実に割りに合わない。
二人の超トップクラスの不動産投資家の考え方がわかったし、まだまだ今の状況に満足せず、ファイナンシャルリテラシーを充実させ、資産を増やしていこうと思える一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「金持ち父さん・貧乏父さん」を2016年8月に読んで感銘した。そして両名の共著がである本書を知り、あわてて読んだ。 ロバート・キヨサキの文章を、トランプが補足する形式である。 キヨサキには、いろいろな書き込みがあり、彼の著書を100%信じることには今も抵抗があることは事実である。 しかし、この数年の自分の大きなテーマは「老後」対策であり、投資信託と株式を20年以上もやってきてもうすぐ50歳になるが「老後破綻」への有効な対策ができず、もがき苦しんできたときに、この本に出会いようやく老後への光明がみえてきた。
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2016/01/24
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☆参考になった箇所
・もしかしたらマイクロソフトやグーグルといった会社も明日のGM(時代遅れの会社)になるかもしれない。
だが不動産はなかなか時代遅れにはならない。 -
会計学や商学を学び、ファイナンシャルリテラシーを高めることの必要性を再確認出来る一冊。
深い内容の部分は短く、著者の体験談などは長く感じるのが残念。 -
不動産投資について、ちょっとわかりやすくなった。
64どんな目標もプロセスがなければただの夢にすぎない
70インドについて
過去一万年にわたり、インドは一度もほかの国を侵略したことがない。
78石油やガス関連のタックスシェルター商品(節税商品)を売っていた
161 BとIは”他人の”お金と時間がすべてだ
★164 支出を減らすのはかなり上手だが、売り上げを伸ばすのが上手い人はとても少ない
168 コントロールを維持する一つの方法は、全体像をいつも頭の中に描いておくことだ。
★173創造力があなたを金持ちにする
1.貯蓄したり再建に投資したりする時、利率を設定するのは銀行だ。
不動産では、受け取る利息の額を決めるのは投資する本人である場合が多い
2.不動産やビジネスに関する私の収入は、自分が適切だと思おう金額まで増やしたり減らしたりできる
3.税法は不動産の再投資を支援するようにできている
4.不動産の場合、資産の利用方法を自分で
5.不動産やスモールビジネスは、インサイダー情報を利用することができる
6.見栄えのよくない建物でも、手を加えて資産価値を高められる
174ビジネスモデル3つ
学校に直接プログラムを提供するビジネス
地域限定のセミナービジネス
消費者に直接販売を行うフランチャイズビジネス
176コントロールできないほど物事が大きくなり過ぎると、創造力を発揮するのは難しい
ろばーとは、創造力が人を金持ちにすると言っている
⇒いい言葉だとおもう。
192
1.家賃収入
2.減価償却からの収入
3.分割返済(借家人が私のローンを支払ってくれる)
4.価格の上昇
193適切なチームをもつことは最高のレバレッジ
石油会社、金・銀採掘会社を始めた
★204自分に正直になろう。正直になれば物事は明確になり、物事が明確になれば自分を変えるチャンスが生まれる。
232危険なのは準備ができていないことだ
★236
アリストテレス
人間は、繰り返し何かを行えばそういう人間になる。
したがって、優秀さは行動ではなく習慣である
241わかっているだけでなく、役割を実行することが大事
247自分が選んだ分野で成功している人はすべて、練習と準備の大切さがわかっている
★254普通の人よりずば抜けてすぐれた存在になるには、
「正確さ」「直観」「テンポ」のすべてが必要
271godとgoldの違い
”L”は、loser...などネガティブな文字
296
「お金が必要なかったら自分は何をするだろうか?」
「必ず成功するとわかっていたら何をするか?」
を自分に聞いてみるといい。
301手遅れにならないうちに計画を立て始めた方がいい。・・・人生は短い!人生にはお金より大事なことがたくさんある。
308日本の「101ボードゲームクラブリスト」
http://dichdad-jp.com
★幸福度の計算式
富は時間で測れる。(裕福度)
一万ドルの貯金÷千ドル(1ケ月の支出)=裕福度は10ケ月
★323ある場所がなぜ好きなのか、その理由を自分にといかけてみるのはいいことだ。
342環境のマイナス面にばかり目を向けないようにすること。解決策に集中しよう!
★351不動産の利点9つ
357ヤフーファイナンスにコラムをかいている
http://money.yahoo.co.jp/column/company/ead/celebrated/person4/column_person4.html
374どんなことに取り組むときもそうだが、自分のやろうとしていることについて、始める前にできるだけ多くのことを知っておこう
385起業家はある程度の時間ー時には長い間ーたった一人でやっていく覚悟をしていなければならない。
389真のリーダーについて
真のリーダーはあなたにやる気を起こさせ、自分にできると思っている以上の事をさせてくれる
1.リーダーは手本だ
2.リーダーはあなたが迷いや恐怖を克服し、より大きな人間になるためのきかっけを与えてくれる -
経済的な試練も勝ち負けも、すべてが金持ちになるプロセスの一部。(p65)
物事のやり方を人に教えてはならない。達成すべき目標を教えれば、人は驚くべき創意工夫の力を発揮する」ジョージ・S・パットン -
この本は「金持ち父さん、貧乏父さん」のロバートキヨサキ氏が、不動産王ドナルドトランプ氏し誘われて、共著でファイナンシャル教育のための本を書くという設定となっています。
この本を読んで感じたことは、二人とも人生を心底楽しんでいるということです。
借金をしても、投資がうまくいかなかったことがあったとしても、「ゲームを愛するものが勝つ」ことを心底信じている、人生というゲームを楽しむ心があることがこの二人をお金持ちにした理由だと思いました。
投資に対しても、私達が最善だと考えている法則、すなわち「貯蓄をし、借金を減らし、長期的に分散投資をする」は、「お金を貯めることが大事だと信じる貯蓄家の精神構造を持っている」とバッサリ。この二人にいわせると「勝つために投資する」ことこそが大切だという。すなわち自ら進んで学び、投資をコントロールする力をもち、より高いリターンを目指して投資することこそ、投資であるといっています。
たぶん、2人のように大きく考えることは、今の私には難しいと思います。
しかし、お金持ちになるためにはこういう考え方こそが大切であり、お金持ちの考え方を学ぶには最適の本だと思います。
折に触れ、何度も読み返したい一冊です。 -
中流階級が減り、上流と下流の2極化が進行している「格差社会」が日本で話題になっているのは周知のことだろう。以前読んだ本では親の出身階級や学歴によって子の「身分」が決まってしまうことに格差が生じる要因があるとあった。
一方この本では人々の「ファイナンシャル教育」の欠如が現在見られる格差が生じる要因であると何度も強調している。リーマンショックで世界が混乱に陥ったように、経済のグローバル化は日々進展している。そんな今の時代を生き抜くためのヒントがこの本には散りばめられている。