- Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
- / ISBN・EAN: 9784480873286
感想・レビュー・書評
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等身大の葛藤が詰まった一冊だと感じました。
ところどころ、己に言い聞かせる格言的な文章に、汗と血がにじむ様を透けて見たように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奈良美智さんの日記!
夏はいつも日本だった
NEVER ENDING FIGHT
プレッシャーや自意識というものは、それ自体をはねかえすために存在している。
Pave the dreams
「職業」としてこの道を選んだわけではなく、「生き方」として選んだ。
こういう何気ないフレーズがまったく何気なく心に刺さった。もう一回読むだろうな
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奈良さんってあのにらみつけるような目の女の子を書く人だけど、この本を読んでなんか、納得いく。
実際の考え方が今のことを考えながらがんつけて、にらみをきかせてやっている様を思い浮かべる。
なんか、勇気をもらった。
そして、人間くさいなって思った。
やっぱり、うまくいかない時って誰だってあるんだなと思った。
2014.5.13(1回目) -
ナイーブなアーティストの日記、という意味ではFavellの言うとおり、まるでロックスターのブログでも読んでいる心境。ただし、ところどころに奈良さんの、制作や「アート」のコンセプトに対する姿勢が垣間見れ、彼の作品に対する姿勢がよく分かった。
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2001年の横浜美術館の個展のときに買った本。実家から引っ張りだしてきた。再読。
彼がアーティストとして駆け上がって行く際の日記。
産みの苦労や世界中の仲間との関わり、日々つれづれ。
奈良さんの孤独な感情や、克己の精神。
まるでロックの歌詞のような文体が親しみやすい。
頑張ろうって思える。
イラストもたくさんで、何度も読みたくなるかも。
あー、早くニューヨークへ行きたい♪ -
絵が描きたくなる。
かっこいいなあと思う。
でも人間だなって。
らくがきなのに泣きそうになる。
奈良さんも描きながら
泣きそうになったりしたんだろーか。
絵も言葉も、いいなあ。 -
自分が、奈良さんの作品と出会ったのは、偶然、図書館で見つけた、この”NARA NOTE”だった。 何も彼のことを知らずに、ふいにこの本を読んで、彼の作品に対する気持ちや、葛藤、思いに、とても惹きこまれた。 飾ることなく、アートへの思いや、自分自身のこと、、そのまま触れることができて、自分まで、製作に意欲が沸いてくる。 この出会いから、、奈良さんの素敵な作品とともに、彼の生き方にもリスペクト(@-@)y
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自分の世界を持ち続けてる奈良さん、素敵です!!
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キャンパスに向かうために、自分を励ますために書かれた言葉たち。
海外でひとりぼっちで不安な気持ちとか、でもがんばる!というやる気だけはある状態、とか喚起されるイメージがナマナマしくてひりひりする。
きっとこれから何度も読む。 -
他人のノートは、なかなか見られない物だと思っていた。自分のノート(過去の自分)は、見ることが出来ると知っていた。しかし、他人だと思いたいほど考えていることが違って恥ずかしいことが書かれていると知ったのは、比較的新しい事実だった。恥ずかしいのはきっと“自分”だからだろう。きっと他人のノートだったら、それが嘲りや蔑みになると思う。
最近、ガケ書房で見つけた古本。奈良美智さんの「NARA NOTE」
内容は、美術家・奈良美智の日記とドローイング。他人のノートが見たかった。
ノートをつける習慣を身につけることは、私にとってはなかなか難しかった。いろいろな理由があるが、その一つは日記というかたちにこだわっていたことにあると思う。もう一つは、誰かに見られるかもしれないということ。この二つの緊張が「NARA NOTE」を読んで緩和され、肩の力が抜けた。何を書いたっていいんだ。不平、不満、妬み、恨みだって書いていいだろう(現代において唯一書くことを許されているスペースかもしれない)。だが、ときどきは自分の将来について悩んで混沌としている今をしっかり書き留めておきたいものだ。
2000/03/11
悩んだり、考え込んでも始まらないが、悩みがなければ始まらない。
悩みがあったら書き込もう。話せることなら聞いてもらう。悩みを遠ざけたって仕方がないし、遠ざけたっていずれ近づいてくるだろう。それならいっそ近づけて書き込もう、話そう。
2000/04/08
うまくいかないがやるしかない。
やるしかないがうまくいかない。
このフレーズ、何回日記に書いただろう。
同じことを書くのもあり。私にとって大事な言葉ならなおさら厚紙にでも書いて表紙に貼り付けてもいいくらいだ。
“昨日の私は他人”
自分のノートを見直して、新しいことを感じたと思ったら、今日のページにまた書き込めばいい。くりかえしくりかえし。
私の手元には既に、去年の今日の自分がある。ふとした時には、他人のノートが傍にあることはすごく心強く思った。