貧乏人の逆襲!: タダで生きる方法

著者 :
  • 筑摩書房
3.47
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本棚登録 : 193
感想 : 39
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480877925

作品紹介・あらすじ

格差社会に反乱を起こし、貧乏人が勝手に生きるための前代未聞の生活術。

感想・レビュー・書評

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  • お金を使わずに生きる生活面の知恵から反乱の起こし方までの実用書。著者の34歳までの年譜付き

    悪ノリして騒ぐ部分には眉をしかめてしまうが、
    そもそもの既存の社会自体がおかしいということに気づかせてくれる。
    デモや選挙などで遊んでしまおうという発想や行動力には関心が湧く。

  • タイトル負けしている。

  • 確かに著者の行動力は凄いとは思うものの、そこはかとなく感じる"素人の乱"への抵抗感は彼らが"ゲリラ"だということなのかもしれない。


    例えば「家賃をタダにしろデモ」。
    家主となっているからといって資本家だとはかぎらないし、東京で何万円もする家賃が払えないのであれば、実家に帰ればいいのにと思ってしまう。

    評者は高円寺で生まれたので、家賃をタダにしろと言われている人たちの顔が思い浮かぶ。

    その人たちの毎日の生活圏の中で騒ぎ出し、金払わねぇぞと声高に叫ぶ様を傍若無人と感じる感性は間違っているのだろうか?

    そうすると、題目に"逆襲"とあるようにあれはデモではなくテロだったのかもしれない。


    そこまで追い込まれてしまう状況については真摯に考え、対応していかなくてはならないと思うが、それが免罪符になってもいけない。

  • 少ないお金で暮らす系の本を読みあさっていますが、こちらはちょっと違った。デモとか集会とか、やる気まんまんの貧乏人だ!

  • ええじゃないかから連綿と続くであろう貧乏人の騒ぎとそれを合法的にやったりサポートするスポンサーなりに考えながら読むと面白い。4章の勝手に生きてるやつらのちょっとしたふざけたお店紹介も素晴らしい。 「素人の乱」を知って、高円寺南口ではよく降りるが北口周辺も見てみようと感じた

  • やっていることの善し悪しはともかく、端々から「楽しんで生きてやる!」というメッセージが聞こえてきて読んでいてとても痛快でした。そしてこの一説「…金の使い道まで全部決められちゃってる世の中に、まんまとはめられて、それで喜んでるなんてほんとうに模範囚と言うか、ただのアホ」…

    さ、これからどうしましょ?

  • 路上鍋なんて森見登美彦の世界だけだと思っていたが、現実にやっている人がいたとは。こういう生き方している人がいても面白いなと思う。

  • これはいてもたってもいられなくなる!
    路上がお祭り騒ぎになる興奮。読む起爆剤。

  • ☆☆$$実用書ではないが、著者のぶっとんだ行動は読んで面白かった。$$真似したくはないが、あこがれる大学生活だとは思った。$$

  • BOOKOFFで100円やったので、テンションあがって購入。
    「はじめに」のとこの松本哉節とも言える部分がすきやなー。
    もう、それ読んだだけでラクんなった気がした。
    だって笑えるねんもん。

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著者プロフィール

一九七四年生。一九九四年法政大学入学後、一九九七年「法政の貧乏くささを守る会」結成。学食闘争やくさや闘争などを展開したのち「全日本貧乏学生総連合(全貧連)」を結成。二〇〇一年「貧乏人大反乱集団」結成。二〇〇五年高円寺にリサイクル店「素人の乱」をオープン。六本木ヒルズでの「クリスマス粉砕集会」、放置自転車撤去に反対する「俺のチャリを返せデモ」、中古家電売買規制に反対する「PSE法反対デモ」、土地所有に反対する「家賃をタダにしろデモ」、二〇〇七年杉並区議選立候補など、既成の運動概念にとらわれない自由で創造的な行動が注目を集めている。

主著:『貧乏人の逆襲!—タダで生きる方法』(筑摩書房、二〇〇八年)、『貧乏人大反乱』(アスペクト、二〇〇八年)、『素人の乱』(共編、河出書房新社、二〇〇八年)、『さよなら下流社会』(共著、ポプラ社、二〇〇八年)

「2010年 『グローバル化に対抗する運動ともうひとつの世界の可能性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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