うちのご飯の60年: 祖母・母・娘の食卓

著者 :
  • 筑摩書房
4.06
  • (7)
  • (6)
  • (4)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 96
感想 : 13
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784480878090

作品紹介・あらすじ

私たちは何を食べてきたのか。自給自足の山村生活からファミレス、カフェ飯ブームまで、食と社会の変化をたどる。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 最後の、「作るときも、作らないで買うときも、五感を働かせて口にするものを選べばいいのだ。」これ名言!

  • お料理の歴史、
    妻の役割の変化が三世代でどう変化があるのか分かりやすく書かれていました。
    レトルトやファストフードも便利ですし上手く活用して、畑の野菜も使うという生活が私の理想かなぁ。
    現代と昔の良さを両方知ることができました。

  • 383.81

  • 著者自身、著者の母、祖母、3世代それぞれの家庭生活。

    タイトルにある通り、主に各世代の食生活のことを中心にしてまとめているのだが、大正、昭和、平成と、それぞれの世代の女性がどういう生き方(学校や仕事、結婚など)をしてきたのかという例としても興味深く読めた。

  • 三代の食卓を語ることで、社会情勢、政治、文化の変化を語る。ミクロが雄弁にマクロを語る。言われてみればハッとすることではあるが、全てが新鮮な気づきでとても面白かった。筆者が自分と約10しか歳が変わらないこともあり、
    ここで書かれている祖母の時代の食卓、母の時代の食卓、私の時代、全てが想像がつく。
    祖母の時代は時代背景的になんとなく想像はつくが、母の時代、洋食が次々に食卓に登場した、主婦雑誌に溢れかえり、そしてファミレスが誕生していった背景は、このように政治も含めた文化全体で見直さなければ捉えづらいのかも。

  • 著者の家の食歴史から、一般の日本の家庭の食歴史を考えていくというスタイルが秀一だった。内容もなるほどと思う事が多く、とても楽しく読めた。

  • 2013.5.27市立図書館
    はじめの方しか読まないうちに返却期限。
    祖母の代の話は『百年前の女の子』でも親しんだ世界。
    そこから母の代、娘の代、と変遷していくさまを読むのが
    楽しみだったのに・・・いずれまた。
    そろそろ文庫化しないかな。

  • 三葛館一般 383.8||AK

    一般家庭の普通の生活や食事が丁寧に描かれています。
    素敵に生きてきた家族の中心には食卓にあったんですね。

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=58601

  • 意外と知らない身内の人生。食という切り口はとっつきやすく面白い。

  • 2010/02/25-
    天神

    イヤホンから聞こえる魅惑的な5人に惑わされるが、通勤中に読み進める。
    しかしこの人は私の母より年上だが、体験するものが私と同じノリだ。古いのはこっちか。

全13件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家・生活史研究家。1968年兵庫県生まれ。食のトレンドと生活史、ジェンダー、写真などのジャンルで執筆。
著書に『日本外食全史』『家事は大変って気づきましたか?』(以上、亜紀書房)、『ラクしておいしい令和のごはん革命』(主婦の友社)、『昭和育ちのおいしい記憶』『うちのご飯の60年 祖母・母・娘の食卓』『「和食」って何?』『昭和の洋食 平成のカフェ飯 家庭料理の80年』(以上、筑摩書房)、『料理に対する「ねばならない」を捨てたら、うつの自分を受け入れられた。』(幻冬舎)、『料理は女の義務ですか』『小林カツ代と栗原はるみ』(以上、新潮社)、『なぜ日本のフランスパンは世界一になったのか』(NHK出版)など。

「2023年 『大胆推理! ケンミン食のなぜ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿古真理の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×