- Amazon.co.jp ・本 (345ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484041100
作品紹介・あらすじ
巨大な富を独占する少数者を生み出し、人権、自然、国家を破壊し、飢餓と犯罪を創出するモラルなき市場経済至上主義を糾弾する!国連の食糧問題専門家によるアンチ・グローバリズム最前線。
感想・レビュー・書評
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搾取される構造、特に国家間における搾取の実態についてのケースワーク。
4年前に出版された図書にしては、
実情に近い印象を受けた。
ただ、論点がアメリカ、アメリカの大企業、それらの株主、資産家に対する批判にとどまっており、
安価なものを選択している消費者については何も述べてはいない。
国家間、国連を含めた国際組織についての考察は優れたものというべきであろう。
貧民国、部族、地域の共同体の破壊による、資本主義の進出および搾取の部分は圧巻である。
超資本主義、強いアメリカという方向性が失いつつある今、
世界にほこる資本国である我々は何をすべきなのか?
その答えを私は知りたい。
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多国籍企業や国際金融機関がワシントンコンセンサスに則り世界経済を私物化してる。IMFはその傭兵。対抗者は地球規模の市民社会でしかなく、その武器は対抗サミットやデモ、国際的な動員。複雑に絡んだ支配者像を丁寧に暴く。
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多国籍企業や国際金融機関がワシントンコンセンサスに則り世界経済を私物化してる。IMFはその傭兵。対抗者は地球規模の市民社会でしかなく、その武器は対抗サミットやデモ、国際的な動員。複雑に絡んだ支配者像を丁寧に暴く。