問題解決に効く「行為のデザイン」思考法

著者 :
  • CCCメディアハウス
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484152219

感想・レビュー・書評

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  • 書名から勝手に「仕事効率化TIPS」の類だと早合点して購入したのだが、工業デザインの本だったのね。。。
    でも普段接点のない世界で面白かった。いつも使っているあの製品もこうしてデザインされているのかな?

  • 行為のデザインとは、要は他人の目線で考えること。
    本書の目的のひとつに、「専門外の人でもデザイン・マネジメントが出来るようにする」と書かれているが、マネジメントに関する項目は、せいぜい最後のワークショップの開き方くらいで、これだけでマネジメントができるようになるとは思えない。

  • 【請求記号】7500:207

  • いかに「利用する相手を思いやれるか」という哲学をビシビシ感じられる1冊。

    どういうことかというと、「デザイン」というのは手段でしかないということ。

    相手がどう思うか、どうやったら心地よく使ってもらえるか、それらを解決する手段が「デザイン」である。

    昔はブランド価値や見た目だけで商品は売れていた。しかし現代ではiPhoneに代表されるように「哲学」や「ストーリー」がサービスに根付いていなければ売れない時代である。

    そのような哲学を「デザイン」という行為を通じて学ぶことが出来るようになっているため、学生や、営業職や技術職でも大いに読む価値があるだろう。

    私にとっては、新たな価値観を与えてくれた1冊となった。

  • ロールプレイを考えさせてくれた
    美しさに惹かれることについて考えさせてくれた
    禅の見方について本質という言葉を与えてくれた

  • 人 モノ 情報それぞれのつながりがインターフェース(接点)

    誰が、どんな方法で、目的を達成するのか

    どんな方法でがインターフェース デザインにあたる。
    様々な人になりきって、行為を想像、観察し、作り上げていく

  • 2016.5.18 基本的にはプロダクトデザインを意識している。8つのバグは参考になった。

  • 私たちが生活をするうえにおいて、さまざまな”バグ”が存在する。
    例えば、エレベーターの開閉ボタンの解り辛さ、上へ行くのか下へ行くのか分からないエスカレーター、テイクアウトの飲み物を注文したけれど両手がふさがって財布が出せない・・など行為を妨げることは”バグ”であり、それを解決するためには、”想像体験”をする必要がある。
    想像体験とは、相手に成り切りどんなバグが生じるかを空想する事。
    体験する役割や目線・目的を変えてみる。(女子高生、おじさん、雨、晴れ・・)(箸とスプーン、部屋と屋外)
    ・現在は幅広い知識を元にデザインを施されている。
    ・世の中で求められているデザインを時間軸でたどっていくと、必ず3つのプロセスがある。それはプランニング可視化、告知です。
    どんなユーザーが経験するのかというプランニング、どんなUI(ユーザーインターフェース)とビジュアルにするのか、こんなものを作った今までにない体験を提供できると知らせる告知がセット
    ・「stamug」
    ・観光地が自分たちはこう売り出したいと言う軸にこだわるのではなく、観光客がどうしたらここへ来たいと思ったのか、ここで何をしたいのかを考え、時際に来ている観光客の行為を観察し、成りきる必要がある。外部の目を取り入れながら、どこが負の循環の始まりかを見極めて物事の循環を逆にします。デザインはモノのプロダクトだけでなく、ブランディングやイメージアップなど形には出てこない概念にも有効です。それはユーザーの行為を吟味すると言う基本を見直せば簡単。
    ・日本の大手と言われるメーカーで残念なのは「禅の見方」が架けているところです。禅の見方とは丁寧で言葉は少なく、本質を突いたものを最上と考える見方
    この見方を無視するとあらゆる方面から求められた要素を取り入れ、万人に合わせた行きすぎたユニバーサルデザインや押しつけがましいユーザーフレンドリーなプロダクトやサービスになってしまう。
    ・語義からかんがえると、本来のデザイナーとは問題を可視化する能力を備えた人。まだ顕在していない問題を見つけ出して解決する人であり、その上で形にして表現できるスキルを足した人であります。現代では更に、作ったものをどう伝えるかと言うプロデュース力もデザイナーの職業能力として求められている。
    ・濃い専門性を複数持つこと。ダブルメジャー
    法学×デザイン、医学×デザイン。

  • 「行為のデザイン」というのは聞きなれない言葉だが読んでみるとなるほどです。

    周りにあるもののデザインがどのように工夫されているかわかってくるとものの見方が変わってきそうです。

    アイデアの出し方としても役立つ内容が多く、「逆アフォーダンス」に関しては「なるほどそういう発想もあったか!」とハッとしました。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784484152219

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