ナチュラリスト志願 (Kaiko Ken’s Naturalist Books)

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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784484844015

感想・レビュー・書評

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  • 古書店で220円で発見、回収した。良い本!!
    ジェラルド・ダレルの著書は今まで数冊読んだことがある。特に若い頃に読んだ『虫とけものと動物たち』が印象にのこる、読みやすい。イギリスの作家/ナチュラリスト、1995年に肝硬変かなんかで亡くなったという訃報をニュースで見たのを覚えている。
    ナチュラリスト(アマチュアもプロもひっくるめて)になりたいと思っている若者や小学生に、おすすめ。ナチュラリストの歴史から始まって、フィールドワークの心得的とか、著者の経験、持ち物の準備、記録の方法、パッチでのルーチン観察。1982年の出版であり、著者もなんせ1925年生まれの方なので、ちょっとアナログではあるし、現在の考え方と違うところもある、色々と日本では差し支えるか?とういうのもあるが、なにせ、日本では”ナチュラリスト”という職種もライセンスもあまり知られていない(ないことはないが、米国のようなえぐい資格試験があるわけではないし、職業としては、、)のが現状なので、若人のとっかかりと啓発にとてもいいと思う。

    "The Amateur Naturalist"
    A Practical Guide to the Natural World
    by Gerald Durrell and Lee Durrell
    ©️1982 by Dorling Kindersley Ltd.

  • ああそうか、そうだったんだ、と思い当たる。ナチュラリストとそうではないひとの違い。見たい、知りたい、理解したい、守りたいという気持ち。ファーブルやローレンツが持っていた宝。日本人の自然観とはまた違うが、同じように貴重なものだ。
    電車の中で読むのは辛い大判の本だが、久しぶりに大きい本を読む充実を味わう。できるなら山小屋のバルコニーで読みたい。雨で釣りができない日なんかに。

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