- Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
- / ISBN・EAN: 9784484881041
感想・レビュー・書評
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すごく簡潔に、でも必要なことはすべて書かれてある。
超ロングセラーなのもうなずける、良書。
アイデアとは、既存のものの組み合わせである。
この考え方はもうばっちり刷り込まれました。
手元に置いておいて何度でも読み返したくなる、
教科書のような本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても簡潔にまとまった良書。真に本質をとらえた論述というのはシンプルになるというものを体現していると思う。
「アイデアは既存の要素の組み合わせ」という前提は、デイル・ドーテンの「仕事は楽しいかね」で述べられた一説を思い出させる。
自分はデザイン思考やイノベーションマネジメントを学ぶ中で、自分自身のキャリア形成などの論述などにも触れながら、自分自身が社会に対して新しい価値を作り出していくために「洞察、考察、行動」の3段階が必要なのだと考えるようになった。
これは、デザイン思考的な観察だけでなく、「イノベーション思考の本棚」にあったように例えばドラッカーなどの著名な人物がどのようにして世界の行く末を垣間見ていたのかという所に通じる。ドラッカーは、その生涯の中で経済学だけでなく歴史や美術など自身の専門とは別の勉強を行っていたという。そういった分野の垣根を越えた知識(情報)の習得は、そのあとの考察のベースとなるものである。また洞察における読書や勉強、新聞やニュースを読むなどの行為はすべて情報を取得しているにすぎず、そこから自分としてどのような考察を行うのか、というところが自分の「知識」となる要所であり、そのあとの行動、つまり実際的なアウトプットの前段となると考えている。
本書は、まさにそのような私の洞察に沿う形でさらに視点を加える形で簡潔にその原理をまとめているように感じた。まさに「一生私を離さない本」であると思う。 -
一時間で読めて、一生私を離さない本になりました。
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図書館で借りてきて、読みました。解説を読んで、前半部分が理解できました。本を読んだだけではダメですね。実践すべし!
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広告業界で大活躍した著者の、アイディア出しのエッセンス大公開~!本文はたった50ページ程度やけど、水増し一切なしのえらく中身の詰まった濃縮還元な本。
他のアイディア本はこの派生ちゃうか?てくらいの普遍的な内容。初版1965年なので、みんなどこかでこの本参考にしとるんやろね w アイディアは既存の引き出しの組み合わせで生まれるもんなので、大事なのは良く学び、良く遊べ!で、あとは自分の脳を信じて熟成させましょう、と。
ちなみに、個人的にアイディア降って来る率が一番高いのは、風呂場でアタマ洗ってる時(-_-) -
原書が書かれたのは50年前ですが、今読んでも新鮮さを失わないのはそれだけ内容が本質を突いているからだと思います。
誰でも欲しいと思っているアイデアの生み方を5ステップで記録しています。読んでみるとごく当たり前のことではありますが、今まで何かアイデアを生もうとした際に、第一段階ですらしっかりやったかと言われますとお恥ずかしい限りです。
この方法を提示した所でほとんどの人が出来ないと思うと作者も書いていますが、せめて作者の期待をいい意味で裏切れるよう努力していきたいと思います。 -
良いアイデアが出る時は、確かに本書に書いてあるとおりだと思いました。簡潔で奥の深い、素晴らしい本です。
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ジェームス・W・ヤング氏による本文は良かったが、それと同等に感銘を受けたのが竹内均氏による解説。
「…方法論や道具に凝ることなく、直ちに仕事を始めよということである。(中略)①好きなことをやり、②それで食べることができ、③その上それが他人のためにもいささかの役にたった人生が自己実現の人生であり、理想の人生である」(竹内均氏による解説からの引用)
全くその通りだと思う。 -
広告業界で有名な本ということで、読んでみました。
1時間もかからず読み終えることができました。
大学時代にゼミの指導教官から同じことを言われましたが、すっかり失念していました・・・。
二度と忘れないように簡単にまとめておきます。
この本で定義しているアイデアとは既存の要素の新しい組み合わせである。
良いアイデアを生み出すためのステップとしては、
1:関連資料を集める
2:頭の中で組み合わせを考える
3:一回頭の中から忘れる
4:アイデアをつかまえる準備をしておく
5:アイデアをブラッシュアップする
となる。
一番、難しいの関連資料の集め方。
「サービスの強み」「類似・競合サービス」「ターゲットユーザ」を抑えることが重要。
言葉にするととても簡単だけど、意外とできていないような気がします。
忘れないようにしたいと思います。 -
イタリアの社会学者パレートの心理と社会によると、この世界の全人間は二つの主要なタイプに大別できる、スペキュラトゥール投機的及びランチェ株主。一方は、新しい組み合わせの可能性につねに夢中になっている、もう一方は、型にはまった、着実にものごとをやる、想像力に乏しい、保守的な人間で、投機的な人々によって操られる側。
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない。
事実と事実の間の関連性を探ろうとする心の習性がアイデア作成には最も大切なもの。
以上抜粋終了。
とにかく資料集めから始まる、事を忘れないでおこう。
それとカード索引法について調べてみよう。 -
1.資料あつめ-諸君の当面の課題のための資料と一般的知識の貯蔵をたえず豊富にすることから生まれる資料と
2.諸君の心の中でこれらの資料に手を加えること。
3.ふ化段階。ここでは諸君は意識の外で何かが自分で組み合わせの仕事をやるのにまかせる。
4.アイデアの実際上の誕生。<ユーレカ!分かった!みつけた!>という段階そして
5.現実の有用性に合致させるために最終的にアイデアを具体化し、展開させる段階。 -
もはや古典的良書というべき一冊ですが、やはり素晴らしいです。
1時間もかからずに読める本でありながらその内容の充実っぷりたら!
よくぞこれだけ簡潔に、本質を語っていると感激の一冊です。 -
こんなに薄いのにその何倍もの内容の濃さ
確かにずっと大切に読みたい一冊である -
アイデアとは、対象についての情報と、既存の一般的な知識との組み合わせによって生まれる。知ってた。けど、多分元ネタがこれ。
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アイデア出しのベース。てか、いつもやってることでもある。
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資料をあつめる→咀嚼する→感性を刺激する
そういえばコピーライターのマキジュンさんが、
思いつかなくて思いつかなくて電車のホームで突然思いついたって
言っていたことを思い出しました。
アイデアは降ってくるわけではないけれど、
集めた情報・咀嚼した情報をずっと頭の片隅に置いておくことで
組み合わさって生まれるのだと。 -
昔の本なので分かりづらい表現などはあるが、アイデア発想方法の根幹のようなものが簡潔に書いてある。解説などを読まなければ、本文自体は30分程度で読めてしまう。
具体的なアイデア発想方法が知りたい人はマイケル・マハルコの『アイデア・バイブル』の方が実用的だろう。 -
やまちゃん推薦
かずやさんの「デザインの授業」から -
シンプルだが実体験的にも納得感がある。
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アイデアを作るということは、結局は色んなことに興味・関心を持ち、新しい組合せに関して意識することで閃きが得られるということ。短い文章で、大事なことがまとめられていた。
- アイデアをつくるのは、既存の要素で新しい組み合わせを作ること
- 組合せを増やすために沢山の教養に触れること
- ターゲット(消費者)をよく知ること
■何を学びたいのか?
- アイデアを考えられるようになりたい
- アイデアの作り方を学びたい
■それを学んで自分はどうなりたいのか?どのような成果、結果が欲しいのか?
- 企画する際に、面白いアイデアを思いつくようになり、具体化したい。
■この本の問題提起は何か?
アイデアの作成は一定の明確な過程がある
■問題提起に対する解決策は何か?
- アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせ以外の何物でもないということ
- 既存の要素を新しい1つの組み合わせに導く才能は、事物の関連性を見つけ出す才能に依存するところが大きいということ -
書かれたのは35年前ですが、今でも通用する本だと思います。
本のコピー通り、1時間で読めてずっと使える知識を得られた気がします! -
すぐ読み終わるので、その時間に対する価値としては読んでおいて損はない。短さゆえだとは思うが解説などもついてはいるが、蛇足感は否めない。
内容は思考することに対する普遍的と思えるアプローチ方法で、現在考えられ得る真理に近いものなのかもしれない。 -
1988年
著者は広告業界のレジェンド
全部で100ページ
アイデアの古典
昔読んだ時からこれを念頭にしていた
・アイデアは既存の要素の新しい組み合わせである -
アイデアをひねり出す方法を書いた本はほんと多い。でも書いてることはほぼほぼ一緒。この本がそれを最初に世に出したということで読めて良かった。簡単明白。余計なことは書いてなく、非常にわかりやすい。筆者の参考になった書籍もふんだんに紹介されていて良い。竹内均さんの解説も良いね。
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色んなセミナーや自己啓発本で引用されてる本。内容はシンプルがゆえに本質的。
知ってる話だったがちゃんと原著が確認できてよかった。