授業をどうする: カリフォルニア大学バークレー校の授業改善のためのアイデア集
- 東海大学 (1995年12月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (141ページ)
- / ISBN・EAN: 9784486013655
作品紹介・あらすじ
大学には優れた教育と研究が必須であるが,わが国ではいま,とくに教育に関して早急な改善・改革が求められている。本書は,カリフォルニア大学バークレー校の優秀教員から収集した授業に関するノウハウを収録したものであり,教育に携わる多くの人々の教授法の参考になるであろう。
感想・レビュー・書評
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日本の大学ではなかなかできないことだが、授業におけるさまざまな工夫のノウハウ集のようなもの。
米国と日本の違いはあるが、そのまま利用できるものも多い。
日本版のこういうものは出せないのだろうな。
オリジナルの翻訳のみでなく、東海大学におけるMinute Paperの活用も参考になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【この本に求めるもの】
講義の理解度をあげる方法を探す
【感動した言葉・考え方・テクニック】
効果的であった説明、例、あるいは逆にうまくいかなかったもの、
学生たちにとって難しかったテキストの部分、どうやってディスカッションに
導いたかなどをまめに書きとめておきます
学生用に指定した教科書を読みなおす
一番良い教員のコースを聴講することに決めています
完璧な教科書などあり得ません。それぞれに長所があり、
短所があるのです。数種類のアプローチの仕方を比較することにより
最も良い定義や説明、そして例を選び出すことができます。
暗記量を少なく
初学者には枝葉を除く
繰り返すことは学ぶこと
同じことを2回言う
学生がよく知っている例を
「これは全員に難しい」と前置きする
これから何を学ぶのかを伝える
学生の質問をほかの学生たちに向け直す
面白く、刺激的な課題を出題する
他人の書いたプログラムを読むことによっても
学ぶことができるのです
学生たちに学業日誌をつけさせる
初心者にも最新情報を
25%をほとんど全員が正解するようなやさしい問題、
50%はせいかいするにはもう少し知識が必要だが
コースの内容についてこられた学生ならわかる問題、
残りの25%は非常に挑戦的な5~10%の学生しか
理解できないような問題
TAに試験問題をチェックしてもらう -
ざーっと読んだけど,前に読んだ本と大体同じ内容のこと。
結局のところ,極めれば同じ道に辿り着くということなんでしょう。