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- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487361809
感想・レビュー・書評
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高校時代、国語の授業で使用していた資料集である。
様々な内容を包括的に網羅しているという点は、教科書という本は非常に優秀。(しかもこんなに濃い内容でこの値段…!)
学生時代はそこまで興味がもてなかった事柄も大人になってから再学習する面白さ。
手元に置いておいてよかった。
古文編・現代文編・漢文編・表現と言葉編の4章からなり、有名作品のあらすじや特徴と評価が主。
源氏物語に至ってはの各章毎全ての簡単なあらすじ。
もちろん百人一首も百首全て解説。
現代文編では名だたる作家や評論家の名鑑(さくらももこさんまで紹介されていたのは当時も驚いた)。
また、物語の世界観をより深く理解するためだろう、各時代の風俗や服装、生活も豊富なカラー写真や図が多数紹介されておりまさに資料集。
個人的には天皇の居所である清涼殿の間取り図、平安時代の貴族の位階がわかりやすかった。
光源氏が息子に与えた従六位…なるほど貴族にはなれないのね。
寝殿造の庇での生活…仕切りだけだと落ち着かなさそう…!
4章ではスピーチや読書感想文の書き方、漢字の成り立ちや活用形、メジャーな故事成語、諺、異口同音、動植物の漢字、物の数え方など広く紹介されている。
最低限これ一冊覚えれば日本人としての国語に関する教養は完璧ではないだろうか。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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