- Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487802838
感想・レビュー・書評
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このタイトルから、この本はどんな本だと想像しますか。
なんて書いてしまうことがすでにネタバレなんですよね。
でもそれを書かないと感想にならないので…。
愛に溢れまくってますね、こんなに深く深くナポリタンを愛する人は見たことがなかった。
ナポリタンに出会う前から、トマトやトマトケチャップに魅了され、自分でフライドポテトやトマトソース作っちゃうような人だから、全ては必然か。
気持ちよいほどのナポリタン。
ナポリタンしか存在してない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ナポリには向かいません。
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明日ナポリタン食べよう!
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イタリアのナポリへの旅行記ではなく、日本でのスパゲッティ・ナポリターノ誕生の秘話とそれにまつわるエッセイ。タイトルとかなり違う。
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もっと軽いエッセイだと思っていたら詳しくも楽しい読み物であった私はナポリタンよりもオムライスが食べたくなって昨日作って食べました満足^^
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短編集『物語の幸福』を読んだうえで挑む(笑)、比較的新刊の片岡作品です。『人生問題集』では、その筆致が穂村弘さん評「この世にストラグル(大なり小なり悪戦苦闘しなければならないこと)など存在しないかのように錯覚できる。村上春樹さんも同じ」春日武彦さん評「彼のあらゆることは確信犯」とされており(要点をざくっと縮めたのは私)、ホントか?と思いながらもいざ読んでみると見事にそうだったので、「ほむりんもセンセーもやるな(笑)!」と思いつつ、その世界の続きを楽しみにページをめくりました。えらくシンプルな色彩の装丁だな…と思うと、これが「いかにも」なうえに、各章のタイトルが「いかなる理由でナポリタンなのか」「トマトが僕を追いかける」…とキャッチーなこと。もうこれだけで片岡ワールドです。本編の筆致は、片岡作品が大ブームだったときよりもかなり練れた印象を受けますが、それでもアメリカ小説(のなかでもノンフィクション寄りかも)の筆致そのままなところは変わりません。ナポリタンが好きで好きでたまらない!というお話というよりも、片岡さんが衝撃を受け、慣れ親しんだアメリカンな食品の中で、特にケチャップとのかかわりを描いたお話、といったほうが正確だと思います。ハインツやキャンベル、デルモンテのケチャップを手に料理にいそしむ片岡少年の姿が目に浮かぶ(これが上手そうなんだ:笑)。この本のもともとの企画は、こういうものじゃなかったという裏話も楽しく読めました。片岡さんをつくったものがよくわかる本で、ミートソース派の私でも「ナポリタンもたまにはいいな」と思ったので、この☆の数です。応援いただいたアヴォカドさん、みるますさん、manuさん、ありがとうございました。-----[2009.4.4 未読コメントアップ時のコメント]-----スローなブギにしてくれ』という映画のタイトルをすさまじくカッコよいと思ったのは小学生の頃です。角川映画全盛期!ほどなく原作があると知ったのですが、「高校生くらいのひとが読むんだろうな」と思ったきり、片岡作品とは縁がありませんでした。ですが、最近手にした『人生問題集』の片岡義男評が衝撃的に素晴らしかったもので、「私、読書人生損してた?」と思い、ちょっと手に取りたくなった1冊です。
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ナポリタンの歴史、日本の歴史がわかりました。