- Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487809516
作品紹介・あらすじ
「田」「虫」「夏」から、「椿象(カメムシ)」「天牛(カミキリムシ)」「鳥/烏」「駝鳥/駱駝」まで、38の「漢字」を実際撮ってみた。
見れば納得!「漢字の成り立ち」
漢字でわかる「名前の由来」
「似ている漢字」の謎
などなど、漢字にまつわる知識・雑学が直観的に理解できる写真集。
感想・レビュー・書評
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一章は象形文字についてなので新鮮味はなかったが、冬と夏については、白川静の常用字解で調べてみると成り立ちの説は違っていた。学会筋は知らないが、著名な知識人の間では白川静を支持する人が多いように思うし、私も支持する。
二章の、竜髭菜とか菊石、陸蓮根、椿象、雲呑などの写真、解説はなかなか楽しい。それぞれ、アスパラガス、アンモナイト、オクラ、カメムシ、ワンタンと読む。付け加えの解説も楽しい。三章は似ている漢字だが、鰈と蝶、駝鳥と駱駝にはへえーと思わされた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙のインパクト。
漢字の形をみる一章、
漢字の意味をみる二章、
似ている漢字をみる三章。
それぞれの漢字を写真で見るという発想はとてもおもしろかった。
「山」っぽい山の写真は本当に山っぽかった。
へぇ〜と思うことも多くて楽しい本でした。
他にも「目でみることば」シリーズ読みたいです。 -
【内容紹介】
「田」「虫」「夏」から、「椿象(カメムシ)」「天牛(カミキリムシ)」「鳥/烏」「駝鳥/駱駝」まで、38の「漢字」を実際撮ってみた。
見れば納得!「漢字の成り立ち」、漢字でわかる「名前の由来」、「似ている漢字」の謎などなど、漢字にまつわる知識・雑学が直観的に理解できる写真集。
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漢検準1級の勉強をしたときに見た漢字がちらほら。「竜髭菜」を「アスパラガス」と読むことに衝撃を受けたのを覚えています。「言われてみれば!」という由来もあれば、ときに「?」と感じるような由来もあり、新たな発見がいっぱいの1冊です。 -
大好きな見比べシリーズ
今回手に取ったのは「漢字」の本。
蟹は表紙の写真のように
簡単に分「解」できるからこの字なのね。
こういうの知っていると
難解漢字クイズのときに役立つかも?
「烏と鳥」の違いは真ん中の一本線だけど
それが「目」を表していて
カラスは真っ黒で
目がどこにあるかわからないから
一本線がないっていう説明と実際の写真に
素直に納得してしまった。
そんな感じの豆知識が楽しい本です。 -
漢字の形について、と言うと、
「象形文字ね、はいはい、山、川、人ね」
なんて思ってはいやしませんか。
確かにそうだが、本当に頂上が三又の山なんて見たことある?
日本といえば、富士山だが、三又ではない。阿蘇山なんてカルデラで上ないし。
これは中国に行って三又の山を撮ってくるしかないんじゃないか......。
しかしそれを国内で撮ってきてしまうのがこのシリーズの、そして版元、教科書出版会社のクオリティ!
ではそれはどこか?
なんと日光白根山!
元首相の言葉ではないが、感動した!
や、や、山だー!!
「木」も、日立の「この木なんの木」、ハワイまで行って撮ってきたかと思いきや、昭和記念公園!
国内だ。東京だ!(広くてオススメです)
虎がなぜ動物の王と言われるか、と言う、複数説ある中の一つではあるが、それを紹介した写真も、説を信じてしまうだけのインパクトがある。
虎の額にご注目。
意味を見る漢字の章では、「菊石」(アンモナイト)、「陸蓮根」(オクラ)、「竜髭菜」(アスパラガス)が納得。
「夜露死苦」「愛羅武勇」的な雰囲気があるが、漢検1級あたりで出るんじゃないかと思っている。
私もいずれ準1級から挑戦したい。
それにしても、キラキラネームは落ち着いてきたとはいえ、この辺りの漢字を見ると子供に名前をつけるときに気をつけようと思ってしまう。
アンモナイトちゃんじゃ、将来大変そうだもんね。 -
読んでる方にはお馴染みのw、おかべたかしさんと山出高士さんのコンビが紡ぐ「目でみる漢字」、2015.9発行です。<漢字の形>では①「集」:木の上に鳥が集まっている状態 ②「明」:日と月 ③「雀」:小さい鳥 ④「進」:小さい鳥は下がることができず前に進むだけだから <漢字の意味>では①「蟻」:虫へんに義(規則正しい・勤勉)②陸蓮根(オクラ)③「蟹」(表紙)分解しやすい <似ている漢字>では①蛙(形のいい虫)vs桂(形のいい木)②烏(目が区別できない)vs鳥(区別できる)③鰈(平たい魚)vs蝶(平たい虫)
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[墨田区図書館]
同じ著者コンビの、「目でみることばのずかん」がとても良かったので、そこから検索して借りてきた前作7冊の一冊。
ただ、この7冊は小さいけれど180ページくらいある分厚い辞書チックな本で、、いわば大人の雑学書的なつくり??
いきなりこの本を子どもにどうぞ、とするのは少し厳しいかもしてないので、やはり上著を最初に知って良かった!あの本を読んで面白いと思った後なら、この本に出てくる絵がそれぞれの表紙などにも出ている(というかあの本の方が、これら7冊からの抜粋本だから)し、子どもでも興味深く眺められるはず。 -
こういう本はいつまで経っても古くならないから良いね~~おかべさんは出版社勤務の編集者で,作家・ライターなんだって
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陸蓮根=おくら
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漢字の成り立ちがわかります