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- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784487815319
感想・レビュー・書評
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たまたま、実に偶然に、図書館の新入荷目録を眺めていて、著者、森永博志氏のお名前と、いささか時代遅れな?コラージュ的な手法で作成されたと思われる装丁、を拝見し、自分の多感だった(今でも十分そのつもりだが…)高校生、大学生時代の汗や躍動感、空気感、焦燥感、を思い出し、読んでみることにした。
コラージュ的な…と私が評した表紙の通り、内容も実に(いい意味で)断片的、散文的、ではあったが、その各題材の取り上げ方、掘り下げ方は著者の若い頃(すなわち私が雑誌・ポパイや、NHKFMでの著者の寄稿を読んだりDJを聴いたりした頃)の感性のままであると実感し、私自らがその頃に戻ったような、不思議な感覚に包まれた。
私も既に還暦を迎え、また、氏も私より10歳以上歳上であるにも関わらず、若い頃の友人、いや、ちょっと不良の先輩に悪い(決して人に無尽蔵な迷惑をかけたりするものでもない)遊びを教えてもらっているかのような、そんな喜びを感じることが出来た書籍であったように思う…、私がこれから、今の氏の年齢に近づくに連れて、どのような思いで歳を重ねることがより正しいのか?、何かのヒントを得たようにも思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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