- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488011277
作品紹介・あらすじ
七夕の夜、ユアンは留学で中国を離れる親友ヂィンに会いに出かけた。別れを惜しむ二人のもとに、どこからともなくカササギの大群が現れ――東アジア全域にわたり伝えられている七夕伝説をはじめとし、中国の春節に絡んだ年獣伝説、不老不死の薬を求める徐福伝説、済州島に伝わる巨人伝説など、さまざまな伝説や神話からインスピレーションを得て書かれた十の物語。日中韓3カ国の著者による韓国発のオリジナル・アンソロジー。
感想・レビュー・書評
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日中韓の作者らによるSF幻想アンソロジー。
全体的にあまり肌に合わなかったけれど、巨人少女という話が残酷で衝撃的だったのが忘れられない。
SF大好きな方が読後どう思うのか気になるところです。 -
2023年6月東京創元社刊。ケン・リュウ七月七日、レジーナ・カンユー・ワン:年の物語、ホン・ジウン:九十九の野獣が死んだら、ナム・ユハ:巨人少女、ナム・セオ:徐福が去った宇宙で、藤井太洋:海を流れる川の先、クァク・ジェシク:……やっちまった!、イ・ヨンイン:不毛の故郷、ユン・ヨギョン:ソーシャル巫堂指数、イ・ギョンヒ:紅真国大別相伝、の日中韓三ヵ国の作者による伝説や神話を下敷きにした10編のSFアンソロジー。「徐福が去った宇宙で」、「紅真国大別相伝」が面白くて好み。各編に作者のあとがきが添えられているのが興味深い。
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ケンリュウの新刊だと思って取り寄せてみたが
東アジアの伝説とかに絡めたアンソロジー集で氏の短編は表題作のみであった。
やはりケンリュウは面白い。
他の作品はまあ読めなくは無いが及第点には達していない。何故か韓国作家、済州島の伝説絡みの作品多し。
韓国の伝説に興味が無いのでその点でも残念。
つまらないので最後の2作品は読まずに読了。
韓国のSFに興味がある方は読んでもいいかも
それ以外の人にはお勧めしない。 -
どの作品も楽しく読んだけど、特に面白いというほどではなかったかな。
日本人作家の日本の伝承を基にした作品がもっとあるとよかった。 -
表題作がとてもよかった