- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488012298
感想・レビュー・書評
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もう少しな感じの短編集。
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う~~~ん
そういうオチ?
って思ったら、最後の話は書き下ろしなのね。 -
奇妙な話に常識的な結末を与える短編集。話自体はシンプルで好み。ただ離婚オチが多過ぎる気が(笑)。ラスト一話でぐっと好きな終わり方に。
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■【求む奇談!】新聞の片隅に載った募集広告を目にして、「strawberry hill」を訪れた老若男女が披露する不思議な体験談――鏡の世界に住まう美しい姫君、パリの街角で出会った若き魔術師、邪眼の少年と猫とともに、夜の町を巡る冒険……謎と不思議に満ちた奇談に、蒐集家は無邪気に喜ぶが、傍で耳を傾ける美貌の助手が口を開くや、奇談は一転、種も仕掛けもある事件へと姿を変えてしまう。夜ごと"魔法のお店"で繰り広げられる、安楽椅子探偵奇談。
■■ミステリーとはたして言っていいのか、少し悩む。一応謎にはそれなりの決着が見られるのだけれど、最後の最後でひっくり返されるとまではいかなくとも、かなり傾いてしまうので・・・。ちょっと消化不良。っていうか、最大の謎が解明されないままじゃん。 -
装幀:緒方修一
カバーイラスト・デザイン:松岡潤 本山木犀 -
(収録作品)自分の影に刺された男/古道具屋の姫君/不器用な魔術師/水色の魔人/冬薔薇の館/金眼銀眼邪眼/すべては奇談のために
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オチなんて見るもんじゃねーな。
と思わせる本でした。
奇談を語った人々がこの後どうしたかとか、そんな情報は要らない。
尻切れトンボで十分。
語られた中では冬薔薇の話が好きです。
次点は夜の子供の話。 -
固定の登場人物やパターンが決まっていたので、読みやすかった。
謎の部分を楽しく読んでいたので、この謎も解かれてしまうのかと
思いながら読むと複雑な気持ちになった。
読み終えた後に考えると、氷坂が少し無粋な気もするけれど、
解き明かした内容が必ずしも真実であるという確証がないのが
面白いところなのかもしれない。 -
うーん…
奇談を集める男、恵美酒(えびす)と、その男に付き従う性別不詳の人物氷坂。
客が話し、恵美酒が「これぞ奇談だ」と浮かれ、氷坂が謎を解く…と言うパターン。
なるほど、と思えるようで、でも根拠も何もなくて納得がいかない話もあって。
これなら謎は謎のままでよかったんじゃないかなぁ、と思ったりした。
ミステリなので謎を解く必要があったのかもしれないけれど、その謎解きがこじつけに感じられては興醒めだろう。
パターンどおりのお話6編は雑誌に、最後の1編は書き下ろされて前出の6話のまとめや更に後日談やらを加え話を収めようとしているようなんだが…蛇足という気も。
謎の部分はとても面白く読めただけに残念だ。 -
すんなり読めたけど、奇談提供者の話を読み進めても、奇談に感じなく
案の定、話を否定され・・・
しかし、構成は良いよね、 結ができていてスッキリする。
内容は、ちょっとだけど