- Amazon.co.jp ・本 (274ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488012816
作品紹介・あらすじ
『一握の砂』の天才歌人石川啄木と言語学者金田一京助が東京下町を舞台に繰り広げる探偵絵巻。
感想・レビュー・書評
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アニメ化で作品を知り、結局撮り溜めている状態で先に原作を読みました。
初めて読む作家さんで、スッと文章が入りにくかったのですが、明治時代らしい描写で陰のある感じが良かったです。
石川啄木は病弱なイメージが強かったですが、創作物とはいえ活動的、積極的な面がみられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
時代背景がわかってたらもう少し楽しめたのかなぁ。
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2021.01.25 図書館
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正しい題名「啄木鳥探偵處」
(収録作品)鳥人/魔窟の女/逢魔が刻/忍冬/高塔奇譚創元(推理短編賞(1996/3回)) -
ん?私読んだの、創元文庫版だけど?これには載ってないなあ。
最後の話はいろいろ納得はいかんかったです。
というか、結構トリックとかも含めて「ん~」みたいな。テンポの問題かなあ。
まあ石川啄木の勉強になったし、『じつとてをみる』以外の詩もきちんと読みたいと思います。 -
探偵はあの歌人・石川啄木。助手のワトソン君はあの言語学者・金田一京助。生活苦から探偵所をやりはじめた石川を金田一が助け、明治の東京の不思議を解き明かす。
一つ事件が終わるごとに、啄木は事件の内容に合った歌を披露する。それは歌集にも出ている実在の歌で、だから別に事件に着想を得て作ったわけではないはずなんだけど、わかっててもすんなり読めてしまう自然さだ。
もっとこの天才歌人の世界に浸りたく、次に手に取るのは「一握の砂」か。