シカゴよりこわい町

  • 東京創元社
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感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488013967

感想・レビュー・書評

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  • 一言、痛快!!こんなおばあちゃんがいたら、確かに年間夏休みの短期間だけで接点はイイです。(笑)
    私にも痛快な祖母の思い出が。「神社で隣のヒトがお賽銭を入れたら、自分が先に拝むこと!そうすれば神様も感心して願い事を聞いてくれるよ」亡くなった祖母をシミジミと思い出しました。続編も読んでみよう!

  • おばあちゃんが強い。それにかっこいい。頭がキレて行動力がある。最高だね!

  • YA本からのチョイスだったか。祖母との日々というと、何となくしんみりしがちなイメージだけど、本作は無縁。パワフル過ぎるおばあちゃんに、むしろ孫たちが振り回される物語。自分の祖父母とはかけ離れたイメージだけど、まあこんなのも面白いかも、と思いながら読んだ。

  • タイトルのセンスがいいですね。おばあちゃんがワイルド。

  • リズムよい訳で、人物のおかしさがよく表わされている。原作を読んだ時の印象に近い、よい訳だと思う。

  • 原題は「A Long Way from Chicago」なのだけど、邦題が上手い!
    この作品はアル・カポネとマフィア達がシカゴを牛耳っていた時代の設定で、それより怖い町ってどういうこと!と興味をそそられる。
    しかもその理由は、主人公のおばあちゃんだというのだ。
    このおばあちゃん、銃もためらわずぶっ放すファンキーレディ。
    映画「ウォルター少年と、夏の休日」のイカしたじいちゃま達を思い出した。
    テンポも良く、楽しく読める。
    最後の話のラストとエピローグ部分にはぐっと来た。
    過度にウエットにならないところも上手かった。

  • 毎年夏休みに妹と二人でおばあちゃんの家預けられるジョーイ。おばあちゃんは一筋縄ではいかないたくましさ。しかも年々成長しているかも。おばあちゃんに逆らうことはもはや不可能。パイのコンテストの話が面白かった。

  • 破天荒に見えるが、誰かの為にもなっていたりする逞しいおばあちゃん。二人の兄妹はおばあちゃんから生き抜く為の強さと豊かに生きる事をまなんでいく・・・。

  • 「およそわたしたちのお手本にはならない」快刀乱麻のグレートばあさま、ただし手段は選ばない。撃つ。脅す。嵌める。大好きなのは「交換条件」。

    毎夏、彼女と過ごす一週間は孫の兄妹にとって、開いた口がふさがらないことばかり。とんでもなくて、開いた口がふさがらなくて、トラウマになりそうで、刺激的。そしてパズルのピースがはまっていくように、少しずつ見えてくるばあさまの別の一面、大ぼらの底。

    「『シカゴ』って『こわいの?』」というのが、タイトルをみた我が家の息子の第一声でしたが。

  • 他の本の巻末紹介を見て、読んでみた本。
    一見破天荒な行動を取る、無愛想な態度のおばあちゃんだけど、それも結局は誰かのためだったりする。どのお話も良かったです。

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