ハンプティ・ダンプティは塀の中 (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 139
感想 : 32
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017286

感想・レビュー・書評

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  • 蒼井さんの文章は読みやすくて好きです。

  • (収録作品)古書蒐集狂(ブック・コレクター)は罠の中/コスプレ少女は窓の外/我慢大会は継続中(エンドレス)/アダムのママは雲の上/殺人予告日は二日前

  • 女性がらみのトラブルで、留置所に収容された『ワイ』が出合ったのは、もちろんなにかしらの事件を起こして留置されている先輩たち。意外と親切な面々と打ち解け、互いの事情をだんだんと知る事となる。

    塀の外に現れるコスプレメイド嬢、不法入国で捕まったにせ外人・・娯楽のない留置場での推理合戦は最大の暇つぶしだ。そして、鮮やかに真実を探し出す、一番得体のしれない『マサカ』さん。

    明日のわが身は?



    拘留中、そんなに暢気にしてて良いのか?てな具合にのんびりしてます。推理はちょっと強引でいまいちだけど、まあまあ楽しんで読みました。登場人物の名前が馴染めなくて、読みづらかったけど。

  • 留置場を舞台にした連作ミステリ。このタイトルの意味……たしかに。どっちに落ちたんでしょうねえ(笑)。
    面白かったのはやはり「殺人予告日は二日前」かな。ああでもないこうでもない、と一番考えさせられたし。連作の最終話としても綺麗に収まる。けれどこういうオチ……お気の毒だけどちょっと笑えるシチュエーションだなあ。

  • 留置所が舞台の連作短編集。
    留置所は麦飯ではなく白飯やそうです。

  • なんだか最近妙に気になる作家さんのミステリ・フロンティアからの作品。
    ちょっと期待し過ぎたかな? やや肩すかし。

    推理したそばからすぐさまその推理を崩し、また別の推理が
    積み重なっていくストーリー展開で読ませる面白さはありますねー。
    塀の中っていう設定も最終話に上手く繋がってくるし、予想してなかった
    結末も新鮮っす。

    あれ? 肩すかしなんかじゃなくて、結構面白かったかも!

  • 200812?
    ほのぼのしながらも、均衡が危ういところで保たれているって雰囲気が歯がゆい。
    複雑な謎はないのでさっくりと読めました。

  • 2007年2月26日読了

  • なぜかタマゴを連想させる風貌のマサカさんが、留置場でおきた事件の謎を解くのだけれど、いじわるなので簡単な解決には至らない。そのわけは最後に明かされるけれど......蒼井さんの短編はおもしろいですが、この作品はちょっとものたりない感じがしました。

  • 連作ミステリ。5編。期待しすぎたのかな・・なんだか物足りなさを感じました。

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著者プロフィール

1968年千葉県生まれ。大学卒業後、会社勤務を経て執筆活動に入る。2004年、「キリング・タイム」で第26回小説推理新人賞受賞。同年「小説推理」掲載の「大松鮨の奇妙な客」は、第58回日本推理作家協会賞・短編部門の候補作に選ばれた。同二作を含む短編集『九杯目には早すぎる』でデビュー。著作に「4ページミステリー」シリーズ、『ロスタイムに謎解きを』『最初に探偵が死んだ』など。

「2016年 『お隣さんは、名探偵 アーバン歌川の奇妙な日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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