- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488017286
感想・レビュー・書評
-
蒼井さんの文章は読みやすくて好きです。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(収録作品)古書蒐集狂(ブック・コレクター)は罠の中/コスプレ少女は窓の外/我慢大会は継続中(エンドレス)/アダムのママは雲の上/殺人予告日は二日前
-
女性がらみのトラブルで、留置所に収容された『ワイ』が出合ったのは、もちろんなにかしらの事件を起こして留置されている先輩たち。意外と親切な面々と打ち解け、互いの事情をだんだんと知る事となる。
塀の外に現れるコスプレメイド嬢、不法入国で捕まったにせ外人・・娯楽のない留置場での推理合戦は最大の暇つぶしだ。そして、鮮やかに真実を探し出す、一番得体のしれない『マサカ』さん。
明日のわが身は?
拘留中、そんなに暢気にしてて良いのか?てな具合にのんびりしてます。推理はちょっと強引でいまいちだけど、まあまあ楽しんで読みました。登場人物の名前が馴染めなくて、読みづらかったけど。 -
留置場を舞台にした連作ミステリ。このタイトルの意味……たしかに。どっちに落ちたんでしょうねえ(笑)。
面白かったのはやはり「殺人予告日は二日前」かな。ああでもないこうでもない、と一番考えさせられたし。連作の最終話としても綺麗に収まる。けれどこういうオチ……お気の毒だけどちょっと笑えるシチュエーションだなあ。 -
留置所が舞台の連作短編集。
留置所は麦飯ではなく白飯やそうです。 -
なんだか最近妙に気になる作家さんのミステリ・フロンティアからの作品。
ちょっと期待し過ぎたかな? やや肩すかし。
推理したそばからすぐさまその推理を崩し、また別の推理が
積み重なっていくストーリー展開で読ませる面白さはありますねー。
塀の中っていう設定も最終話に上手く繋がってくるし、予想してなかった
結末も新鮮っす。
あれ? 肩すかしなんかじゃなくて、結構面白かったかも! -
200812?
ほのぼのしながらも、均衡が危ういところで保たれているって雰囲気が歯がゆい。
複雑な謎はないのでさっくりと読めました。 -
2007年2月26日読了
-
なぜかタマゴを連想させる風貌のマサカさんが、留置場でおきた事件の謎を解くのだけれど、いじわるなので簡単な解決には至らない。そのわけは最後に明かされるけれど......蒼井さんの短編はおもしろいですが、この作品はちょっとものたりない感じがしました。
-
連作ミステリ。5編。期待しすぎたのかな・・なんだか物足りなさを感じました。