名探偵になりたくて (若槻調査事務所の事件ファイル) (ミステリ・フロンティア)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488017699

作品紹介・あらすじ

護身術マニュアルを熟読していたある日、怪しげな男に跡を尾けられているという若い女性が、若槻調査事務所にやって来た。まさに理想的な脚線美の持ち主。依頼は自宅までのボディーガードという簡単なものだったが、僕が何者かに殴られ意識を失っている間に彼女は殺害されてしまった…!事件を防げなかった向坂は思い悩むが、ニュースを見ていてある矛盾に気づく。事務所にやって来た女性は被害者よりきれいな脚をしていた。別人のはず。自称・脚線美評論家の向坂くんが、不可解な殺人事件の調査に挑む、ユーモアとハードボイルドを絶妙に配合した、私立探偵ミステリ。

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ1作目より面白かった。更なる続編も期待出来そう。キャラクターは薄い。

  • 別に警察の関係者でも何でもないけど、敢えて警察キャラが感じ悪く書かれる意味が分かんなくて、イライラすんのよ。
    絶対にそんなに意味不明に高圧的な態度取ったり、勝手に病室に侵入できたりするわけないじゃん。
    そういう現実味がないのが、読んでて冷める。

  • 登場人物がつかめなくて途中まではややこしいのひとこと。このまま終わってしまってもなんだなあと思っているうちにあれよあれよと。話が理解できてからは面白く読めていたのだけど、最後ちょっとしつこいかな....って。まあ納得できる展開になったんだけど。

  • (収録作品)脚線美の女/もう一人の女/追われる女/女の素顔

  • 一巻の表紙がモノクロ処理された地下通路入口の写真を真っ赤に塗りつぶしたもの、二巻の表紙はリアル系だけど漫画絵。
    何だこのギャップは。

    と思ったのですが、一巻がハードボイルド崩れの高原、この本は、脚線美研究家を自負する向坂が主役と考えると、わからんでもない。

    面白かったです。
    前の巻は前半が面白くなかったのですが、この巻は最初の読書シーンが面白くなかっただけで。

  • ストーリーは面白かったけど展開が遅いのかなんなのか好きに慣れなかった。前作を読んでいないせいか?

  • 若槻調査事務所に理想的な脚線美を持つ女性が「今、怪しげな男に跡を尾けられていて・・・」と訪れた。自宅までのボディーガードという簡単な依頼を受けた向坂だったが、女性の自宅前で何者かに襲われ昏倒してしまう。意識を失っている間に女性は殺されてしまった。自分の不始末での事に落ち込む向坂だったが、ちょっとしたきっかけで、ある相違点に気づく。そして事態はきな臭い展開を見せていく。__表紙からしてラノベぽいのかな、と読み進めていくとハードボイルドな感じになっていく。登場人物も、精通している者、事情通な者、おとぼけた者、こわもてな者、としっかり役割が出来ているので、読みやすかった。

  • 被害者と実際にあった依頼人の「脚線美」で別人と見抜いたりとかはなかなかに楽しかったですが、ミステリとしてはあんまり印象に残らなかったかなあ。。なにがどうってわけでもないんですが、読んでいてあまりのめり込むような面白さがなかった。全体的に「薄い」感じ。なんでだろうなあ?主人公の性格が「ゆるい」ものとして表現されてるけど実際に行動はそうでもなかったりちぐはぐさが・・とかだろうか。

  • 続編と知らずに読んでしまったが、特に問題はなかった。おもしろく読んだ。とにかく展開が巧妙で、あり得ないわけではないが、なかなか予想しづらいところに話が転がっていく。

    主人公が曲線美好きという設定は(作品上確かに意味はあるのだが)いまいち効果がよくわからんな。キャラがさすがに薄すぎる気はしなくはないが、まあこの手の話は主人公の濃さによって振り回されても無理が出てくるだろうし、これで良いような気もしなくはない。

  • 「ウィズ・ユー」の続編。
    面白かったことは覚えてるけど、誰が何やったとかは記憶の彼方。
    ほぼまっさらで読み始めました。今回も面白かったです。
    また続きを書いて欲しいです。他の作品も読んでみよかな。

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