- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488019426
感想・レビュー・書評
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続いて下巻も読みましたが、
話はおもしろかったけれど
二つあわせても★4が限界かなぁ・・・と思います。
あと、割とどうでもいいような事なんですが
文章自体の量は花の魔法白のドラゴンと同じなのに
文字の大きさと文字間の空白を大きくしてページ数を稼いでるのはいかがなものかと思いました。
花の魔法より面白くないのに値段は2倍。
なんだかとっても損した気分。出版社がいけないんでしょうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダイアナ・ウィン=ジョーンズならではの多層的でちょっぴりビター、ホットでものすごくにぎやかなファンタジー。
最初は反発し合うルパートとマリーが互いに違う風に見えてくる様子が面白い。
従弟のニックの寝ぼけぶりや魔女祓いの踊りには大笑い。
06年3月発行の本、原著は97年。
「花の魔法、白のドラゴン」の前日譚。 -
上下巻に分かれているうちの下です。普通の一般人だったマリーとニックにマジドや多世界の謎が解き明かされていく様子、実は二人にも大きな秘密があったところがとても面白いです。ただのマジド候補だった個性豊かな5人も、最後までそれぞれ重要な役割をもって出てきます。さっすがダイアナ!という感じ。ルパートがマリーに「愛してるよ」と言ったであろうシーンも、そのセリフを示唆させる場面が上巻にあったり、謎解きがとても痛快です。性格に問題がありそうなニックやロブも最後にはいい奴になってくるし、訳者あとがきの元ネタ講座もおもしろくて、ハッピーエンドでとても楽しい物語でした。<内容>新人マジド選びは難航をきわめた。候補者を一カ所に集めたのはいいが、そこはなんとファンタジーの大会のまっただなか。おまけに候補者たちはみな、ひと癖もふた癖もある人物ばかりだ。一方、コリフォニック帝国の皇位継承者探しも一筋縄ではいかない。やっとそれに関わる人物を突き止めたと思いきや、とたんに邪魔がはいる始末。幽霊となったスタンの助けを借りて奮闘するルパート。鍵を握るのはマジドの極秘事項のひとつ“バビロン”。英国の童謡「バビロンまでは何マイル」の唄にのせて贈る、賑やかなファンタジー。
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帝国の皇位継承者探しと、自らの後輩選びに翻弄される、若い魔法管理官の大奮闘。もうてんやわんやですとも。 後輩選びの舞台が何と、「イギリス幻影大会」開催中のホテル。こういっちゃなんだがオタクの祭典だ。ディティールが一々おかしくてしょうがない。正統ファンタジーにしては深みがないし、どたばただし、ユーモアがありすぎる。愉快でいいねえと無節操な私は思うのだ。
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「花の魔法〜」の前日譚。独立して読めるとはいってもやっぱりすっきりしました。マリーいいなあ<br>挿絵が上品で華やかで(美形で)素敵!