- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488019617
感想・レビュー・書評
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デイヴィッドは両親を亡くして、親戚の家に世話になっている。
この親戚は、デイヴィッドのことを厄介者扱いしているので、デイヴィッドは面白くない。
ある日、腹を立てたデイヴィッドが、でたらめな呪文を唱えたら、大地震とともにルークという少年が現れた。
ルークは、不思議な力を持っている謎だらけの少年だった。
怪しい奴らが出現し、デイヴィッドは、ルークにも分からない彼の謎を解くことになってしまった。
あとがきによれば、この物語は北欧神話が中軸にあるとのこと。
なじみの薄い事柄なので、なかなか物語に浸かることができませんでした。
文化の壁を感じた1冊です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
すみません未読です…
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1975年発行の本を訳出。おじ一家に引き取られ、感謝を強要される日々をおくるデイビット。でたらめに唱えた呪いの言葉が、偶然ルークを呼び出してしまう。愉快な友人の出現に喜んだのもつかの間、ルークにはとんでもない秘密があったのだ。
短めの話なので、いつものような複雑さはなく、ダイアナ・ウィン・ジョーンズ入門といったところ。それでも、物語終盤に魔法のように全ての混とんが収束していく心地よさは健在。登場人物が魅力的。ルークはもちろん、カラスがなかなかいいですね。
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"Eight days of Luke"日本語訳。血のつながらないアストリッド以外のとんでもない親戚に囲まれて悲惨なデイヴィッド。でも、もうちょっとうまく立ち回れないかな君。だけどルークのためにはよくぞ頑張ったね。いろいろあって、ともかくデヴィッドはハッピーエンドでめでたしめでたし。
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面白かった。北欧神話がベースになっていて、その点ではギリシャ神話を題材にした去年出たThe Gameと同じ系統の作品。34年前の作品ですので、英国中流階級の家庭で住み込みのコック兼家政婦がいたり、テレビがなかったり、ジーンズが一般的でなかったりします。でも気が付かないほど話しにぐいぐい引き込まれてしまいます。