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- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488023300
感想・レビュー・書評
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再読。所々に筆者の人柄を感じさせ、私小説のような味わいがある不思議なミステリーだ。昔、この作者の国際的な著作権争奪戦を描いた作品(「龍の驕り」?)を読んだことがある。高村薫のような取材力と宮部みゆきのような感性を併せ持つ逸材だなあと思ったら、別人だった。服部まゆみと服部真澄、どちらも女性、紛らわしいにもほどがある。
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4短編ミステリー。どれも謎解きメインではなく、上流階級の愛憎劇という風でありました。メロドラマ的ミステリー?雰囲気に浸って読めました。
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・「怪奇クラブの殺人」……どこかコミカル。思いがけないラストだったが後味が良い。
・葡萄酒の色……人が人を恋う気持ちは、時に静かな狂気に変わる。
・時のかたち……少年時代の思い出と交錯する現在。ベストセラー作家として成功したはずが、友人に作品の質で勝てなかった悔しさ。男の嫉妬と因縁。
・桜……真相は藪の中。
・服部まゆみノート……まさか著者がドラクエ好きだとは。 -
服部まゆみの短編集。
情緒とトリックのバランスが良くて、実に読みやすく面白かった。
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