フレンチ警部と紫色の鎌 (創元推理文庫 106-7)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488106072

感想・レビュー・書評

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  • 「フレンチ警部と紫色の鎌」!
    フフフ、良い題名!

    『フレンチ警部の執念の捜査が暴く、切符売り子連続怪死事件』
    と裏表紙にある!うん、そうだね!

    同僚の賢い息子を使って捜査するところ最高。
    チャップリンのキッドを観たでしょう?クロフツ君!

    登場人物紹介のところも是非見てほしいの。

    グェン・レストレンジ…映画館のバーメイドと自称する女
    スタイル…グェンの従兄と称する男
    カーチス・ウィーランド…灰色のセダンを乗り回す男

    アハハハ…、怪しすぎ!

    最後の方、ちょっと犯人が優しくない?って思っちゃったけど
    でもなんだかんだハラハラしたの。

    やっぱりスコットランドヤードって優秀なんだよね。
    こんな事件でこのラスト、出来無いもん!
    (これは小説です)

  • 面白かったけど、ミステリーというよりは冒険小説。ていうかね、違法捜査しすぎだろ。スコットランドヤードはなんでもありか。

  • 映画館の売り子がハマった罠。フレンチに助けを求めた女性サーザ・ダークが殺害された。海での自殺と見られた遺体の体内から検出された真水。犯人の腕には紫色の鎌の形のあざが。サーザの証言から浮かび上がるグウェン・レストレンジ、カーチス・ウィーランド、スタイル。映画館の売り子に小銭を両替させる犯人たち。精巧に作られた偽金。フレンチが協力を求めたモリー・モランの誘拐。

    市川図書館
     2009年3月16日初読
     

  • 小説の初めからフレンチは失敗をおかし、サーザは無残にも殺害されてしまった。フレンチがサーザの誘拐から殺害されるまでの時間表を作成し、殺害犯人の車の通り道を突き止めていくところはフレンチの捜査方法として この後の小説にもよく出てくるものであった。今回は犯人がはっきりしており、事件の真相をつかむまでのプロセスに重点が置かれている。

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著者プロフィール

フリーマン・ウィルス・クロフツ(Freeman Wills Crofts)
1879年6月1日 - 1957年4月11日
アイルランド生まれ、イギリスの推理作家。アルスター地方で育ち鉄道技師となったが、40歳で病を患い入院。療養しながら記した『樽』を出版社に送ったところ採用、1920年刊行。名声を博し、推理作家デビューとなる。50歳まで本業の技師を続けながら兼業作家を続けていたが、体調悪化で退職して作家専業に。その後、英国芸術学士院の会員にまで上り詰める。
本格推理作家として、S・S・ヴァン・ダイン、アガサ・クリスティー、エラリー・クイーン、ディクスン・カーと並んで極めて高い評価を受けている一人。代表作に前述の『樽』『ポンスン事件』、フレンチ警部シリーズ『フレンチ警部最大の事件』『スターヴェルの悲劇』『マギル卿最後の旅』『クロイドン発12時30分』 など。

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