- Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488119058
感想・レビュー・書評
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H・M卿、ぞんざいに扱われる!?
そんな言葉がまさにぴったりの作品。
またもやメインはこれらのかわいそうな役回りの
H・M卿に向きそうになりますが
事件、事件。
これはわからなくても仕方のない
事件のケースです。
何せヒントなんか見落とす場所に
出てきるに過ぎませんし、やらないことを
現実にしちゃってますからね。
評価が芳しくないのはこの要素。
私が5なのは
ほぼギャグ系で読んでいましたからね。
それに代理手品師で見事ポカやってますし。
最後はカーらしい
残酷さでした。 -
ヘンリ・メルヴェール卿物なんだけど
HM卿はあまり謎解きには参加していない。
謎は謎として引き込まれるし、
謎解きはそれなりに納得できる。
と考えると★4でもいいような気もするんだけど、
やっぱりカラクリに若干抵抗を感じるかな…。
謎ありきのカラクリの印象を受けるので★3で。 -
2020/06/20読了
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H・M卿シリーズです。
本書は短編を長編化したものです。
個人劇場まで備えられている豪勢な仮面荘の持ち主である富豪スタナップは邸内に数多くの高価な名画を陳列していました。
ある夜、不審な物音に屋敷の者達が駆けつけると、絵画を盗みに押し入ったとみられる覆面の盗賊がその場にあった果物ナイフで胸を刺されて倒れていたのです。
その正体は屋敷の現当主スタナップだったのですが、どうして自分の屋敷に泥棒に入る必要があったのかが謎になってきます。
そして、彼を刺したのは一体誰なのかという事も謎のまま物語は進んでいきます。
元になった短編を既読だったので少し退屈に感じました。