レイトン・コートの謎 (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488123086

作品紹介・あらすじ

ある夏の朝、レイトン・コートの主人スタンワース氏の額を撃ち抜かれた死体が書斎で発見された。現場は密室状態で遺書も残されており、警察の見解は自殺に傾いていたが、死体の奇妙な点に目をとめた作家ロジャー・シェリンガムは殺人説を主張、素人探偵の名乗りをあげる。友人アレックをワトスン役とし、自信満々で調査に取りかかったが……。想像力溢れる推理と軽快なユーモア、英国探偵小説黄金期の巨匠バークリーの記念すべき第一作。

感想・レビュー・書評

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  • アントニー・バークリーのデビュー作かつ、ロジャー・シェリンガムシリーズの第1作。

    レイトン・コートに居を構える富豪、スタンワースが密室の中、死体となって発見される。友人のアレックとたまたま訪れていた素人探偵、ロジャー・シェリンガムは、どうしても自殺だとは思えず捜査を開始するが。。。

    バークリーらしさは少し抑え気味だけど、ユーモア溢れるミステリ。探偵ロジャー・シェリンガムのへっぽこさが非常に愉快で、テンプレートな探偵像をこれでもかというくらいに崩しにかかる。
    トリック等は流石に古かったが、キャラクターの魅力溢れる作品だった。

  • 2023/11/06読了

  • 2023.10.22読了

  • 正統な推理小説。シリーズを前に読んでいたからか、文章の雰囲気に早めに馴染めて、あーそうだ絡みがちょっと面倒な感じだったな。と思った。犯人当てとしても読み手に対してフェアにヒントが提示されているので楽しめる。いいお点前でした。

  • 資産家の紳士が密室で額を撃ち抜かれて発見された。自殺と思われたたが、小説家シェリンガムが疑問を投げかける。おしゃべりな探偵シェリンガムのキャラクターと相棒アレックとのやりとりがとにかく楽しい!シェリンガムの一見適当な推理と、あちこち転がってるヒントを拾いながら真相に迫っていく。清々しい後味を残すラストも好み。やはり、この時代背景のミステリーは独特の面白さがある。

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