- Amazon.co.jp ・本 (457ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488136109
作品紹介・あらすじ
大学を卒業し、AP通信社の記者になったジョーは、ある日、自分と同姓同名の男の不審死を知らされる。死んだ男は、名前が同じだとしか知らない実父なのかもしれない――。凶行の疑いがあるというその事件に興味を抱いて、ジョーは現場の田舎町へ向かう。多数の人々から恨まれていた男の死の謎に挑むが……。事件を通して家族の秘密に直面する青年を情感豊かに描く、心ゆさぶるミステリ。3冠受賞の『償いの雪が降る』待望の続編!
感想・レビュー・書評
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特技ってありますか?
自分はいつでもどこでも寝れるという特技を持ってます
もちろん特技というくらいですからそれなりの目的意識のもと鍛錬を重ねて習得に至っているわけです
1980年代から1990年代にかけて子ども時代を過ごした人の実に8割はノストラダムスの大予言をなんとか乗り越えればいつか自分の机の抽斗からドラえもんが顔を出すと信じていたと言われています
もちろん8割の方の子ども時代を過ごしたわたくしですが他の人と違ったのは安穏と時を過ごすだけでなく、その未来をより確実なものとすべく2つの特技の習得を目指したわけです
1つはどこでも寝られる
そしてもう1つはすでにみなさんもお気づきの通りあやとりです
しかしあやとりの得意な人など周りになく、仕方なく活字情報つまり入門書に頼りました
そう!入門書を『あやとりの為に読む』なんちて
さて『過ちの雨が止む』です
普通の男ジョー・ダルバートがその一生懸命さと誠実さによりヒーローとなった前作『償いの雪が降る』から時は過ぎ、AP通信の記者となったジョーに自分の父親と思われる男が不審死をとげたとの情報を得ます
事件の真相を追うべく現地に向かったジョーですが今作は悪い意味での普通の男っぷりを撒き散らして行きます
あーそうだよねー普通はそう考えちゃうよねー
普通は腹立つよねー、普通はそっちに流されちゃうよねー、と
でも僕らはそんなジョーを見たいんじゃないんだよ!ライラだつてそんなの望んでないよ!
果たしてジョーは本来の自分を取り戻し事件を解決に導くことができるのか!?
過ちの雨が止む時、晴れ渡る空と共に感動の嵐に包まれます!
★5じゃ足りない面白さ!
最後にみんみんさん
「やっぱり順番に読んだ方が良かったかも」(byジェレミー) -
「よう、相棒」
「"過ちの雨が止む"はもう読んだかい?」
「まだかも」
「じゃあ、他の本もいいけどこれはすぐに読まないと」
「読むかも」
前作で大学生だったジョーは本作では大学を卒業しAP通信社の記者として働いていた
そして自分が書いた記事に対して名誉毀損で訴えられ思わぬ危機に立たされる
さらに自分の父親と思われる「ろくでもないくそ野郎」が殺されたことを知る
とんでもない状況下になっていくジョーだが、そんな中でも母親との問題が感動的に和解していき、過ちの雨が止んでいく
なのに、ジョーは自ら違う過ちの雨を降らしてしまうんだなぁ…
ライラという彼女がいるのにヴィッキーというバーテンダーといい関係になってしまう!?
ライラはどうするんだよと言いたくなります(まぁ、ヴィッキーも魅力的ですが…)
そんなこんなで様々な局面になっていくんですが、肝心の父親を殺害した犯人は…!?
このシリーズ最高です(^^)
シリーズ全て★5個以上!
どうやら次はライラが主役の作品が出るみたいなので楽しみですね!
このシリーズ絶対に読むべきかも
by.ジェレミー-
おはようございます〜♪
このシリーズ最高です!
次出るって?
ジェレミー大好き(〃ω〃)
うれしいかも…おはようございます〜♪
このシリーズ最高です!
次出るって?
ジェレミー大好き(〃ω〃)
うれしいかも…2022/12/30 -
おはようございます♪
このシリーズいいですよね(*^^)
あとがきに最新作は『The Stolen Hours』でライラが主役の作品ってか...おはようございます♪
このシリーズいいですよね(*^^)
あとがきに最新作は『The Stolen Hours』でライラが主役の作品ってかいてかも
けど、まだでてないかも
楽しみに待ってるかも
ジェレミーは出てくるのかな…?2022/12/30 -
ほん3さん
こんにちは♪
このシリーズを読んでいる人はみんなお気に入りみたいですね
次回作が待ち遠しいです
2022年良い作品で締めくくれ...ほん3さん
こんにちは♪
このシリーズを読んでいる人はみんなお気に入りみたいですね
次回作が待ち遠しいです
2022年良い作品で締めくくれました(*´ω`*)2022/12/30
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「償いの雪が降る」からの続編の一冊。
ジョーの実の父かもしれない男の不審死。
興味と共にその男の死の謎を解き明かそうとするストーリー。
今回は丸ごとジョー。
ジョーをこれでもかと言うぐらいに綿密に描き、読ませてくれた。
謎解きの傍ら描かれるあの過去とそして彼を取り巻く現在、次第に明らかになる家族模様。
特に母との問題に向き合う姿はジョーと共に心揺さぶられる感覚で読み応えあり。
変わらずそばにいてくれるライラと弟ジェレミーの存在が、支えが実に良い。
ジョーの随所での正直な気持ちも実に人間らしくて良い。また一歩、成長かな。 -
前作「償いの雪が降る」で大学生だったジョーは、大学を卒業しAP通信社の記者になりセントポールに住む。弟ジェレミーをひきとりもう6年になる。恋人ライラとは同棲し彼女は司法試験がまじかに迫っている。これらが冒頭で語られ、ああ、ジョー、よかったねえ、ジェレミーも、ライラともいっしょなのか、となにか嬉しくなる。
そんな中、上司からジョー・タルバートという同じ名の男性が死亡したという記事を見せられる。自分は父と同じ名前をつけたと母から言われている。果たしてその男は自分の父なのか? かくしてジョーはその男が死んだ地、ミネソタ州キャスペン郡に向かう。
母を捨てた父のその後、父と母と、まだ見ぬ親類、それらの越し方をジョーは探るうちに、改めて自分の心棒をみつけてゆく。
今回もジョーの調査と行動でとんとんと進むのだが、またもやそう調子よくいくかい、と思うものの、やはりジョーに幸せになってもらいたい、という願いの方が勝るので、筋立てに不満はない。
2018発表
2022.4.28初版 図書館 -
前作「償いの雪が降る」に続く第二弾
やっぱりこのシリーズいいです!
不器用で頑固、誠実で一生懸命、若さ故に間違えたり失敗もある。そんなジョーが今作で大きく成長するのが今作の読みどころ(*^^*)
相変わらず満身創痍です。
今回の田舎町も保安官含めて皆んな怪しい笑
ボロボロになりながらの孤軍奮闘に、我が息子を見守る母の気持ちで応援しつつ読むのが止まらない!
二度と許す事はないと頑なジョーが母親と再会する場面にはウルウルです(/ _ ; )
今作もやはり大円団の爽快な読後感でアレン・エスケンス大好きを再確認(*´∀`)♪
そしてジェレミーがホント可愛いわ\(//∇//)\-
あ、ずるい!こっちから読んだんですね!(なんだずるいってw)
あ、みんみんさん
おはようございます!
要するにジョーはジョーでジェレミー...あ、ずるい!こっちから読んだんですね!(なんだずるいってw)
あ、みんみんさん
おはようございます!
要するにジョーはジョーでジェレミーはジェレミーってことですね
みんみんさんのレビューでさらに読むのが楽しみになりました!
ありがとう!2022/06/02 -
ひまわりめろんさんおはようございます♪
ずるい女は次何読むか…
あっさり系?コッテリ系?癒し系?
ライム行く?今村行く?かれこれ30分悩んで...ひまわりめろんさんおはようございます♪
ずるい女は次何読むか…
あっさり系?コッテリ系?癒し系?
ライム行く?今村行く?かれこれ30分悩んでます笑
「次にジェレミーに会えるのが待ち遠し過ぎるかも」(..)2022/06/02
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『償いの雪が降る』に続くジョー・タルバートのシリーズ第二作。前作では少女暴行殺人罪で有罪となった過去を持つ末期がん患者をインタビューする大学生として、過去の事件の真相に取り組む姿を見せていた主人公ジョーだが、彼を取り巻く過酷で特殊な家族環境は、作品に重厚感と心震わせるヒューマニティを与える独特なスパイスであった。
本書でもそれら家族の問題を取り上げるばかりか、見知らぬ父が被害者となった殺人事件を息子が追う、しかも家族の過去を掘り出しつつ、現在の再生を願うというタルバートの第二の決定的な時期と事件と取り上げて、家族と言う問題、差別や欲といった部分にまで詰めてゆく非常に厳しい物語となっている。
それでもジョーの一人称文体で綴られるページの重さや、誠実さはそのまま読者に感性や心理の浮き沈みを伝える武器となっており、この作家の優れたセンスを窺わせつつ読者の心を摑んでくる物語であるところは、毎作変わらない。アレン・エスケンスは、信頼性の置ける作家としてマークすべき一人である。
この作品では主人公が、見知らぬ父の死を謎含みの殺人事件として取材するとともに、自分探しの旅、また人生の転換点となる糸口としても、最重要視していることがわかる。その捜査の中で、同棲中の恋人との将来、落ちぶれた母の再生、自閉症の弟を含めての家族全体の再生などの大きな課題とも取り組んでゆく。
とりわけ兄弟が、大きな変化を遂げようとしている母と再会するシーンの心にこれでもかと言うくらい響いてくる。久々に心を打たれました。凄い作家である。人間性の重みをこれだけ持たせながら、物語の持つ娯楽性、ミステリとしての仕掛けや幾重ものツイスト、全体の起承転結のしっかりした構成、どれをとっても一流の作品である。
弁護士を引退して作家として成功をスタートさせた作家アレン・エスケンス。追いかけ続けねばならぬ作家がまた一人、ぼくのリストに色濃く書き加えられる。 -
大学を卒業し、AP通信社の記者になったジョーは、ある日、自分と同姓同名の男の不審死を知らされる。死んだ男は、名前が同じだとしか知らない実父なのかもしれない――。凶行の疑いがあるというその事件に興味を抱いて、ジョーは現場の田舎町へ向かう。多数の人々から恨まれていた男の死の謎に挑むが……。
「償いの雪が降る」の続編。
「うちというのは場所じゃないこともある。それは人なんだ」ある登場人物の台詞が心に残る。 -
自分と同じ名前の男が不審死。その男は実の父親なのか。記者をしているジョーは事件を調べに行く。謎解きミステリーの趣と家族の物語でもある。著者の他の作品もそうだけれど人の内面を静かに濃く描くのが上手い。だからミステリーということを忘れそうになるときがある。人と人との間にある微妙な揺らぎのようなものが感じれてそれがとても好み。
ジェレミーに会いたい…
大至急4作目出してくれるように創元社に電話してください\(//∇//)\
ジェレミーに会いたい…
大至急4作目出してくれるように創元社に電話してください\(//∇//)\
おはようございます
よしきた!
まずは務台さんに連絡してみます!
次回作が一年以内に出たらわたくしの力です(ほっといても出そ...
おはようございます
よしきた!
まずは務台さんに連絡してみます!
次回作が一年以内に出たらわたくしの力です(ほっといても出そう)