旅のお供に殺人を (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488203092

作品紹介・あらすじ

貸切バスでメキシコ旅行へ出発した、アンジェラとキャレドニアをはじめとする〈海の上のカムデン〉有志。だが一行は旅先でも事件に遭遇し……!? 老人探偵団シリーズ第8弾。

感想・レビュー・書評

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  • 海の上のカムデン・シリーズ、または「老人たちの生活と推理」第8作。

    フロリダの高級老人ホーム「海の上のカムデン」で、今日も元気に暮らす老人達。
    アンジェラは小柄で辛らつだが、おしゃれで頭も切れる。
    親友のキャレドニアは巨体をゆるいカフタンに包み、性格も鷹揚。

    老人ホームの企画でスペイン語を習い、その実践もかねて、メキシコへのバス旅行が計画される。
    張り切る二人。
    ところが、遺跡を見学中に、死者が‥!?
    そのときは自然死と思われたのですが‥
    メキシコ旅行の話もたっぷり盛り込まれ、スペイン語で喋ろうと観光地だけでなく地元の人が集まるあたりを歩いたり。
    ご当地の警官とも知り合い、慣れない土地での探偵ごっこに大活躍というしだい。
    他の人の心配をよそに、最後までめげないアンジェラに大笑いでした。

    この作品で終わりとは知りませんでした。残念~。
    作者は多彩な経歴の人で、脚本を書きながら女優もしていたとか。
    高級老人ホームに入った後で、そこをモデルにこのシリーズを書いたとのこと。
    8作書き上げる頃には相当なご高齢だったということなのでしょう。
    老人たちの元気さが楽しく、こんなホームになら入りたいと思えるお話でした☆

  • 貸切バスでメキシコ旅行へ出発した、アンジェラとキャレドニアをはじめとする〈海の上のカムデン〉有志。
    だが一行は旅先でも事件に遭遇し……!? 

    老人探偵団シリーズ第8弾。

  • おなじみのおばあちゃんずとその仲間達+αが海外旅行へ飛び出した!
    と、言ってもバスで行ける距離ですけどね。
    メキシコ、意外と近いんだなぁ。
    これで最終巻っぽいのが寂しい。
    自ら老人ホームに入るお歳で執筆されていたらしく、8作目があちらで出たのが98年で以降音沙汰無しだからな~。10年かけたシリーズだしね。

  • シリーズ最終巻。とても残念。ふたりの掛け合い&活躍、カムデンの面々のとっ散らかった日常が本当に楽しかったのに。もっとこの世界で遊びたかったなぁ。

    今巻は主役面目躍如、アンジェラが大活躍。かなりハードボイルドな解決が何段階もあっておもしろかった。

    このシリーズを読み始めた頃には思いもしなかったが、最近の現実社会を考えると、アンジェラとキャレドニアのような老後生活を送りたいなあとしみじみ思うようになってしまった。健康面にも金銭面にも恵まれていて、衣食住かつ医療完備、深く分かり合っている友達と同じ場所で暮らしている。そういう意味でもこのシリーズはcozyだったし、現代のfantasyとしてもステキな本だと思う。

  • 海の上のカムデンシリーズ最終作。

    歯医者の使う舌圧子から、スペイン語の勉強会、そして、いつものメンバーはメキシコ旅行へ行くことに。
    それも3回も。
    しかも1回目も2回目も死人が出ることに。

    メキシコ旅行の気分になれたのは良かったが、
    いつものアンジェラとキャレドニアの捜査活動が今一つだったし、
    マーティネス警部補とのからみが少なかったのが残念。

    アンジェラがティファナの街を、犯人から逃げ回る場面は圧巻。
    しかもそこが最後の山場でないところも面白かった。

    これが最後なのが、とても残念。

  • 施設の娯楽活動でスペイン語講座を提案、そして生のスペイン語を浴びるためにメキシコ旅行に行くことに。そこでまたも殺人事件に遭遇し・・・

    今回はアンジェラが大活躍。
    でも、これで最終回か・・・
    アンジェラとキャレドニアのコンビ、まだ見たかったな。

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