おやすみなさい、ホームズさん 下 (アイリーン・アドラーの冒険) (創元推理文庫)

  • 東京創元社
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  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488223045

作品紹介・あらすじ

皇太子の寵愛を受け、ボヘミア王国で暮らすアイリーンは、宮廷で進行する陰謀に巻きこまれていた。ことの真相を突き止めたのち、皇太子に真意を告げられた彼女はある決意を固める。物語の舞台は再度ロンドンへ。偉大なる名探偵ホームズを向こうにまわし、才色兼備のヒロインが主演するヴィクトリア朝推理冒険大活劇-「ボヘミアの醜聞」の真実と、失われた宝石捜しの顛末は。

感想・レビュー・書評

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  • 読みなれたのか下巻のほうが面白かったです。

  • ああ、すっとした!
    アイリーンの素敵さにはだれもかなわない。いかにホームズでさえも。味方する側を間違えてるねー
    女性がか弱いか、ずる賢いかのどっちかだと思ったら大間違いなのだっ
    権力は振りかざすものではないのね
    ボヘミア王もお気の毒様

  • 2013年12月3日読了。

  • 上巻に続けて読了。
    下巻は一気に冒険小説味が増した印象。
    人を好きになると盲目になるとは言ったものだけど、アイリーンですらねぇ…。
    客観的に見たら、皇太子の婚約者くらい調べるのは容易そうだと思うけれど、やりたくなかったのかなぁと。
    でも見切りを付けた後は彼女らしい感じですっ飛ばしてて爽快でした。

    訳者あとがきまで読んでびっくりしたのですが、これってシリーズ物だったのですね。
    この後に7巻あるそうな。
    別シリーズの黒猫ルーイの方はランダムハウスの方で6作目まで邦訳されてるし、こちらも続巻あるといいなぁ。東京創元社さんがんばって!

    表紙のイラストも上下巻合わせて一枚の絵になって、散りばめられたお菓子や小物類がかわいらしかったです。

  • アイリーン・アドラーの友人であり、信奉者である女性の視点で語られる本書
    最後の結びは蛇足だと思う

  • アイリーンは美貌で才知溢れるオペラ歌手。
    牧師の娘だったペネロペ(ネル)・ハクスリーはロンドンでアイリーンに助けられ、一緒に生活していた。

    ボヘミアに行ったアイリーンからすぐ来てくれという手紙が来て、ネルもボヘミアに渡る。
    国民劇場のプリマドンナとして活躍していたアイリーン。
    王子に求愛されていたが、結婚でなければ応じないつもり。
    小さな国だが、王位継承者との結婚は難しかった。
    愛人になるよう求められて国を脱出し…

    ボヘミア王の追っ手を逃れ、さらに行方不明の宝石の謎も解こうとするが…?

  • 大変楽しく読みました。アイリーンかっくいい。
    訳者あとがきから推察するに、シリーズがどんどん翻訳・刊行されそうな予感。というか希望。
    黒猫探偵シリーズも面白そう!

  •  上巻のゆるやかな時の流れから一転!
     ハラハラドキドキのものすごい勢いでクライマックスまで目まぐるしく場所と事情が変化します。
     途中で休むということができませんでした。
     書き手(女性)のハクスリーも活躍します。

  • アイリーンが颯爽としてとても魅力的。
    そういえば、アイリーンとホームズが結ばれるっているパスティーシュもあったよなーと思い出した。まあ、今回ホームズさんは脇の脇くらいの扱いですけどね。

    それにしても、アイリーンはボヘミア王子の求婚をうけていたけれども愛人ではなかったのよ、っていう弁明(?)はちょっと強引に彼女を淑女化してる気がしてつまらないかもね。まあ、時代を考えれば女優=高級娼婦的なこともあるので、そこを否定したかったんでしょうが。
    とりあえず、次作が出たことに気がついたら読むと思う。

  • 表紙が残念。
    子供の頃読んだポプラ社のミステリーみたい。すごく面白かった(^.^

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