オオブタクサの呪い (創元推理文庫 246-8)

  • 東京創元社
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本棚登録 : 98
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (310ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488246082

感想・レビュー・書評

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  • シャンディ教授シリーズ第五弾。

    なぜ?
    一応ミステリーだったはずが、ファンタジーの世界に行ってしまったとは。
    どういうこと?

    一応謎解きもあるし、いつもの幸せになるカップルもいるけど、やはり私が愛しているのはあの大学町らしい。
    学長も出てこないし。

  • 20140211
    面白かったー!
    シャンディ教授たちが中世ウェールズにタイムスリップ。魔法や伝説の時代に順応する3人…笑
    お約束ネタや児童文学ネタなど、もっと出てきたら嬉しかったけど、そんなにだったので星減り。
    終わり方もいいな。
    若い子ではなく、50代以上のおっさん達がいくとこうなるね!と。
    ファンタジー好きでなくても楽しめると思う。ミステリ好きでなくても。

  • シャンディ教授シリーズ第五弾。

    奇怪な有害植物が出現したと聞き、
    英国を訪れたシャンディ教授。
    ところが、いきなり中世ウェールズにタイムスリップしてしまう。
    起こるはグリフィン失踪、王家の継承争い、
    挙句の果てには殺人事件!
    シャンディ教授は現代に戻って来れるのか!?


    このお話しは読んだシリーズの中でも一番好きです。
    タイムスリップなんて、本格ミステリーならいまいち許せないコトも
    ユーモアミステリーなら許せますヽ(´ω`)
    ドタバタ感がまた楽しい♪♪

  • なにも知らずに読みはじめ、はあっ???!、と。ミステリのシリーズもののはずなのに、なぜかファンタジー。登場人物たちが、お城だの魔女だのグリフィンだのが出てくる中世にタイムスリップ。ミステリのシリーズものなのにこんなのあり?、と心底驚くも、読んでいるうちにだんだん気にならなくなったから不思議。ファンタジーだけれどもちゃんとミステリで殺人も謎解きもあるし、ユーモアミステリとしてのユーモアもたっぷり。ちょっとシェイクスピア劇を思わせるような感じもあって、逆にファンタジーな味つけが新鮮だったりして、なかなか楽しめた。今回大活躍で、すてき、と思ったストット教授のことをわたしったら覚えていなかったので、「蹄鉄ころんだ」に戻ろうかと思った。あと、やっぱり「ナルニア国」を読まねばならないか……。

  • アハハ…面白かったです。傑作(笑)
    マクラウドのシャンディ教授シリーズの、えーと何作目でしたっけ…第5弾。
    もともとユーモア・ミステリーのシリーズではあるのだけど、何ともまあ、思いっきり趣向が変わっている。
    パラグラヴァ農大の応用土壌学の権威のシャンディとティム、それに畜産学部長のストットの教授三人が、異常に繁殖し続けるオオブタクサを調査に、英国ウェールズに派遣されたところから、いつものごとく話は始まると思いきや、“ウサギの穴に落ちたり”(不思議の国のアリス)や“洋服ダンスに入ったり”(ナルニア国ものがたり)ではないが、彼らが古ーいパブに足を踏み入れたところで時は遡り、中世ウェールズの世界へと…。
    ちゃんと?定番の謎解きと犯人探しのミステリーも織り込まれていますが、何といっても三教授がドルイド並賢者として扱われ、吟唱詩人として大活躍するのが可笑しい、
    とはいえ、その設定でむしろ彼らの個性が際立ってたりします、何しろ、子どもが冒険の世界に飛び込んで知恵を身につけ成長する過程が描かれているのではなく、知恵を持っている壮年の主人公が混迷の世界で何とか解決へと導いていくわけですからねぇ。
    お茶目なファンタジーというかマクラウドによる愉快なお伽の世界、王家、魔女、そしてウェールズの旗にもあるグリフィン…と、
    いやはや、愉しませてもらいました。

  • シャンディ教授シリーズ5

  • これも五つ星にしとくべきだったかなー。内容的にはすごく面白いし、こちらのほうがお好み、という人もたくさんいると思う。わたしにとっては、いつものバラクラヴァの人たちが出てこないことがちょっと寂しく感じられてこの評価になっただけなので。この作品はシリーズの番外編のようなかたちになります。イギリスを訪れたシャンディ教授、親友のエイムズ教授、そしてストット教授はオオブタクサの呪い?でなんと中世ウェールズにタイムスリップしてしまいます。そこにはスヴェンソン学長を若くして泣き虫にしたような騎士トーチルドや学長夫人そっくりの姫君レディ・シグリンデが・・・。そのうえ魔法使いや怪物、グリフィンまでが登場するファンタジーの世界、という趣向。教授たちはマイペースにこの世界を闊歩しつつ、(いつものように)シャンディ教授は探偵役として殺人事件の謎を解き明かします。もちろん、最後は大団円。彼らが立ち去ったあとは、お姫さまと騎士さまは末永く幸せに暮らしたことでしょう。めでたし、めでたし。

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