殺人を一パイント (創元推理文庫 M マ 4-14)

著者 : アリサ・クレイグ 宮脇裕子

• 東京創元社 (1993年2月1日発売)

感想・レビュー・書評

[空音さんの感想 · 2009年2月17日]

マドック＆ジェネットシリーズ第1作目。〈2008/10/？〉

[文庫“青い猫”さんの感想 · 2009年2月15日]

定評あるユーモア・ミステリー作家シャーロット・マクラウドが、別名義として使っていたペンネームが、アリサ・クレイグ。
そのアリサ・クレイグによるマドック＆ジェネット・シリーズの第一作がこちら。
物語の舞台は、作家の生まれ故郷であったカナダ。
主人公であるジェネットはなかなか賢くてチャーミング、お料理の上手な若き女性であるが、その故郷で巻き込まれた事件に、騎馬警官隊の警部マドックがやってくるというわけで、これはロマンスの発端ともなっている。
アギー伯母の突然の死が、食中毒だった…という事故扱いに疑問を持ったジェネット、そして事件は思わぬ展開を見せ始め…。
架空のカナダの田舎町で繰り広げられる人間模様と悲喜劇に、マクラウドならぬクレイグのお得意ユーモラスな筆が冴える、謎解きもしっかり楽しめる読み物。
果てしないお喋りと、美味しそうな食べ物に、カナダの自然が加わって、これまた愉しいシリーズといえそう。
しかし、今は絶版となってしまっているから、また古本で見つけて読んでいくわけだわね〜。

[kaykayさんの感想 · 2007年9月6日]

これもC・マクラウドの別名義物で、カナダ騎馬警官マドック＆その妻ジャネット探偵ドタバタ劇