競作五十円玉二十枚の謎 (創元推理文庫) (創元推理文庫 M ん 3-1)

著者 : 若竹七海ほか

• 東京創元社 (2000年11月17日発売)

感想・レビュー・書評

[sarari52さんの感想 · 2009年7月13日]

店に入るなり男は一散にレジを目指し、五十円玉二十枚を千円札に両替してくれと言う。渡された札を奪うように受け取るとあわてて出て行く。本屋のアルバイト嬢に忘れられぬ印象を残した、土曜日の珍客。爾来、彼女が友人知人にこの謎めいた両替男の話題を提供するたび談論風発、百家争鳴すれど決定打は出ないまま。……という紆余曲折を経て成立した、世にも珍しい競作アンソロジー。

皿のお気に入りはもちろん猫丸先輩と江神さん♪

[hoshi-chicchaさんの感想 · 2009年6月11日]

個人的には猫丸先輩の推理がいちばん好きです！
好きな探偵たちの集まった一冊だったのですごく楽しく読めました

[twinclecandyさんの感想 · 2009年3月2日]

企画としては面白かったです。
皆が書かれたお話はどれも割と面白く読めたんですけど、その理由に納得いくものがなく…残念です。有栖川さんのとかは結構面白かったかも。
しかし…実際はどんな事実が隠されてるんでしょうね？

[マエダさんの感想 · 2008年11月16日]

ハードカバーで読みました！
やっぱミステリ好きやわあ。
アンソロジーも。

北村薫さんが同じテーマで長編を書いてはるらしいです。
勿論読みますで！！！！！

[だんがんさんの感想 · 2008年7月24日]

若竹七海出題による回答編の作品集。
有栖川有栖が学生アリスネタで書いているほか倉知淳のデビュー作が読めるのは嬉しい…が、大半が一般公募作のためかいまいち満足できなかった｡
(この作品集が編まれた時点から)１０年前の事件の謎を解くのではなく、現在再び起きた同様の事件を解く、と言う体裁の作品が多かったのも残念だった。
北村薫のニッポン硬貨の謎がここから着想を得ているとのことなので機会を見つけて買ってきたい。

[kiyosiさんの感想 · 2008年7月24日]

豪華なメンバーが五十円玉を両替にくる謎のお客について書いてる(笑)法月綸太郎のは短編集に載っていたから読んだことがあった。名前を変えてある作家の元が誰なのか気になるな(笑)猫丸先輩は初めて呼んだな〜(笑)有栖川有栖も火村シリーズではなく江神シリーズってのが嬉しいな(笑)全部が面白いって訳ではないけど、色々とあって面白い短編集でした(笑)

[雨兎さんの感想 · 2008年5月9日]

デビュー前の倉知淳がお得。
選考を座談会風に掲載してるのがなんで〜？と思う。
無くても読んだら欠点とか分かるぜ？大賞がううん？だった。

[琴師 命さんの感想 · 2008年4月27日]

店に入るなり一目散にレジに向かい、50円玉20枚に両替をしてもらい、そのまま慌てて店を出る男。

この男が何故、こんな行動を取るのか?をテーマに作品の競作を試みた推理競作アンソロジー。


一般公募の作品からプロの道を歩み出した某氏の作品など、お得感満載の一冊。

[konaさんの感想 · 2008年3月27日]

これ、いつか読んでみたいなぁと思ってた本。
50円玉を1000円に両替して、と毎週頼みにくる男性。
若竹さんが実際遭遇した謎を解き明かす･･･　　

今だったら消費税で1000円の買い物すれば50円玉は集まりそうですね。
アンソロジー（短編）なのでサクサクと読めました。

[眼鏡さんの感想 · 2007年11月5日]

ある１つの謎に様々な作家が回答編を書くという企画本です。
なかなか面白いです。
ある１つの謎は若竹先生の実体験の毎週書店で五十円玉二十枚を千円札に両替する男はどうしてそんな事をするのかというものです。
プロの作家さん達の回答はさすが感心させられるものがあります。
しかし、中にはレジの女の子に一目惚れ説なんかもあって笑ってしまいました。
その他、一般読者からの投稿もあります。
最優秀賞に選ばれた作品は＋αとして謎解きに別の事件も関係しているという凝った回答になっていて面白かったです。