しゃべくり探偵: ボケ・ホームズとツッコミ・ワトソンの冒険 (創元推理文庫 M く 1-1)
- 東京創元社 (1997年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488418014
感想・レビュー・書評
-
面白い。ただのミステリではない、新しいジャンル。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
保住くんと和戸くんの漫才みたいな会話だけで話が進む、ていうのが、私にはめっちゃ斬新だった。
ホームズを意識してるのは、キャラの名前だけかな。
まぁ、保住くんの推理力もだけど。
最初はただのアホキャラかと思ったら、段々真面目な印象も出て来た感じ。 -
登場人物の名前がホームズものに由来していて、地の文がなく会話や手紙やファックスで展開していきます。
4つの短編が収めれれていますが、時系列的につながっていて、第一話にその後の話の伏線が張られています。
解説で
「最後には一本に収斂されるといった多重構成で、こんな凝った造りの作品がどこにあるものか!?」
と書かれています。
ところで、探偵役のフルネームは 保住純一。相方は 和戸晋平。
第二章にしか記述がなかったと思うので、メモしておきます。
保住の安楽椅子探偵ぶりはすごいもので、超能力者並みです。
私も普段の生活で、こんな能力を持っていれば、ちょっとした名探偵を気取れて楽しい日常を送れそうだと思ったり。
(でも、最後の章だけは何となく想像がつきました。)
本書が名作であることは疑いないことなのですが、少し納得できないトリックについて疑問に思うことをツッコんでおきます。
以下、ブログにて。
少年少女・ネタバレsalono(ネタバレ注意!)
しゃべくり探偵 黒崎緑 第2話トリックの検討
https://sfklubo.blog.jp/archives/12884335.html -
保住くんと和戸くんの掛け合いがツボ
-
ボケとツッコミのかけあいで、いつのまにか事件は解決!サイコーにおもしろい!!
-
くだらないんです。
でも、面白いんです。
登場人物の名前とか読みながら、「この人はこの役割」とか考えると笑えます。