松谷警部と三ノ輪の鏡 (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 76
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488420055

作品紹介・あらすじ

元プロゴルファー横手祐介の殺害を震源に、ゴルフ場経営や融資に携わる関係者、過去の因縁でつきまとうジャーナリストなど、周辺に複数の死者や行方不明者がいると判明して事件は一挙に多層化、松谷警部らを翻弄する。巡査部長に昇進した白石もまた、不可解な状況を解明する決め手を見いだせないまま焦躁の時を過ごすが……。伏線また伏線、一読三嘆の本格ミステリ。『松谷警部と目黒の雨』『松谷警部と三鷹の石』に続く、充実のシリーズ第三作。解説=浦谷一弘

感想・レビュー・書評

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  • 02月-06。3.0点。
    松谷警部シリーズ、第三弾。
    元プロゴルファーが殺害され、容疑者は行方不明。
    ゴルフ場開発・経営の関係者も自殺。。。

    王道の推理小説。解決編は非常に多くの事情が絡み合い、付いてくのが必死だった。

  •  相変わらず精緻だ。

  • 松谷警部シリーズ。今回起こる事件は多重的で複雑。一見最初から犯人が分かっているようには見えるのですが。これであの人が犯人だなんて思うミステリファンは、いませんよね(笑)。
    軽妙な読み心地でさくさく進みますが、進むようで進まないのが解決。もちろん手がかりはばんばん出されているというのに、それに追いつかない読者の頭脳(私だけ?)。最後の最後になるまで真相は掴めませんでした。うっそぉ、これは想像できない! さまざまな偶然の要素も絡めつつ、それでも手がかりを集めた解決はきっちり本格。流石。

  • 第三部からは、はらはらドキドキ。
    イアイ巡査部長は、誰が演じる?

  • シリーズ3作目。相変わらず地味なストーリーですが、天然キャラの新米巡査が良いアクセントになっており退屈することはありません。元ゴルファーをめぐる人間ドラマも活き活きと描かれていますし、白石以愛巡査部長によって一つ一つ解きほぐされていく推理は爽快で、なかなか良質なミステリーに仕上がっていると思います。

  • シリーズ第3作らしいが第1、2作は未読。
    警部とその部下たちが地道に捜査して事件の謎を解く。
    元プロゴルファーが殺害され、調べていくとその周辺の人間も変死や行方不明など不可解なことが多い。これらは一連の事件なのか…
    終盤、それぞれのエピソードがつながって謎が解かれるのは読み応えがあったが、全体的にキャラも展開も地味で今ひとつ盛り上がりに欠けるまま終わってしまったのが残念。

  • 2015/08/13読了

  • 元プロゴルファー横手祐介の殺害を震源に、ゴルフ場経営や融資に携わる関係者、過去の因縁でつきまとうジャーナリストなど、周辺に複数の死者や行方不明者がいると判明して事件は一挙に多層化、松谷警部らを翻弄する。巡査部長に昇進した白石もまた、不可解な状況を解明する決め手を見いだせないまま焦躁の時を過ごすが……。
    伏線また伏線、一読三嘆の本格ミステリ。
    『松谷警部と目黒の雨』『松谷警部と三鷹の石』に続く、充実のシリーズ第三作。
    解説=浦谷一弘

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著者プロフィール

平石貴樹(ひらいし・たかき)
1948年函館生まれ。作家、東京大学名誉教授。1983年、「虹のカマクーラ」で第七回すばる文学賞受賞。
著書に『松谷警部と目黒の雨』『松谷警部と三鷹の石』『松谷警部と三ノ輪の鏡』『松谷警部と向島の血』(創元推理文庫)、『アメリカ文学史』(松柏社)、
翻訳にオーエン・ウィスター『ヴァージニアン』(松柏社)、ウィリアム・フォークナー『響きと怒り』(共訳、岩波文庫)などがある。

「2019年 『一丁目一番地の謎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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