アリス殺し (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
3.61
  • (244)
  • (360)
  • (366)
  • (113)
  • (29)
本棚登録 : 5487
感想 : 355
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488420147

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 2014年啓文堂書店文芸書大賞受賞作。まさに謳い文句のとおり悪夢✖️メルヘン✖️ミステリの内容でした。とても面白かったです。

  • 発想は面白いなと思ったけど、表現がグロくてちょっと耐えられなかった…
    最後はまんまと騙されたΣ(゚д゚;)

  • 面白くないわけではないけど……
    グロくてびっくりした
    読みにくいけど難しくはないからサラッと読めた
    私は他シリーズ本までは読まなくていいかな

  • ★3.5
    すっごい不思議な本だった。不思議の国のアリスをベースにして、不思議の国のアリスの世界と現実世界がリンクしているという話。それだけのトリッキーな話かと思いきや、普通に騙された。ミステリーらしさもちゃんとあって素晴らしい。


    ネタバレ
    トリックは現実世界と不思議の国のアリスの世界のリンクしている人物。アリスがハムスターで、アリはネズミだとは。さらに、広山教授(真犯人)がメアリーアンで、女王が現実世界の警察だとは。

    だから、アリは死ななかったし、証人がいなくとも、広山が犯人にできた。

  • 堂々巡りの会話のテンポがよくて私は結構好きでした。犯人はなんとなく予想できたけど結末は全く予想外。最後まで楽しかったです。
    結構グロかったです。読みながら何故か別作者の作品だけど“名探偵に薔薇を‘’を思い出しました。

  • もともと不思議の国のアリスが好きで手に取った本

    あまり期待しなかったけど読んでみると本当に面白かった!ここから小林先生のファンに

  • ストーリーは面白くてどんどん読み進められた。
    殺され方がちょっとグロテスクだった。

  • こんな話読んだことない。
    ナンセンスで無邪気なファンタジー世界に現れる、狂気と残虐と血に塗れたリアリズム。そしてカタストロフ。
    イライラさせられて、呆然とさせられて、最後は顔を背けたくなるのに、むちゃくちゃ面白い。

    余談ながら、澤村伊智さんの解説によると、すでに刊行されている本作、「クララ殺し」、「ドロシイ殺し」に続く第四作目のヒロインの名前をこっそり聞いて小躍りしたということだが、個人的には「ナウシカ」ではないかと予想している。

  • ファンタジーとミステリーとの不思議なミックス。
    少々グロテスクで驚いた。
    夢の世界の設定がファンタジーなだけにミステリーを読んだ時の謎が解決されたスッキリとした読了感よりホラーチックな気味悪さが残った。
    好みは別れそう。

  • ほぼ会話文で進行するのですぐ読めた.
    4回くらいどんでん返しが小出しにされるので終盤は面白い...
    けど、結末はあまり好きじゃなかった.
    (若干、某角館感あるよな〜...)

全355件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

1962年京都府生まれ。大阪大学大学院修了。95年「玩具修理者」で第2回日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、デビュー。98年「海を見る人」で第10回SFマガジン読者賞国内部門、2014年『アリス殺し』で啓文堂文芸書大賞受賞。その他、『大きな森の小さな密室』『密室・殺人』『肉食屋敷』『ウルトラマンF』『失われた過去と未来の犯罪』『人外サーカス』など著書多数。

「2023年 『人獣細工』 で使われていた紹介文から引用しています。」

小林泰三の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×