- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488424121
作品紹介・あらすじ
銀座の文壇バー『ミューズ』に夜な夜な現われる大御所ミステリー作家・辻堂珊瑚朗。普段はホステスにちょっかいを出しながら葉巻と酒を楽しむサンゴ先生だが、一度不思議な謎に遭遇すると、さりげなく推理を披露する。ライバル作家と競う推理ゲームの顛末、男女の駆け引きに絡む謎など五つの事件を、ボーイの「僕」の視点から軽やかに描く、遊び心あふれる安楽椅子探偵ミステリー。
感想・レビュー・書評
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これは好みではなかった。
とはいえ文章自体は読みやすかったし、
いわゆる「ウミガメのスープ」への挑戦は
興味をひかれたし、というわけなので、
機会があれば別作品読んでみるかも。 -
別にキャラが嫌だということも、描写が好みではないということもないんだけど、読んでても全然頭に入って来なかった。
謎解きの話のはずだけど、何がどう謎解きなのか、そもそも何が謎なのか、よく分かんなかった。 -
タイトル通り謎解き部分は全部シチュエーションパズルっぽい。
答えが合っているかどうか、ではなく面白い方優先というような日常系謎パズル。
主人公がパズルの答えを探ろうとする行動が強引過ぎてちょっと不自然かな。 -
バーを舞台にした安楽椅子探偵ものです。「事件」の顛末も気になりますが、作家の珊瑚先生と他の常連客との会話もなかなかに魅力的で、ヒントを探すのも忘れて引き込まれてしまいます。終盤では主人公も推理を披露しますが、果たして珊瑚先生のお眼鏡にかなったでしょうか。次の巻も楽しみです。
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竹内真による、安楽椅子探偵の連作短編集。
舞台は文壇バーで、探偵役はミステリ作家。
タイトルから少し捻ったものを想像するが、中身は古典的で割りとストイックな安楽探偵もの。ただし書き口はライトで読みやすく、登場人物も喜劇的な雰囲気にマッチしてるので、負担なく読める。
表題作は気にはいったが、求めていたものとは少し違った。
3+ -
大学進学をきっかけに、叔母のクラブでバイトする事になった語り手「僕」の目を通して、大物作家が謎を解くストーリー。設定はなかなかいいと思ったけど、謎が大したことないからすぐ真相がわかっちゃう。
まぁ、暇つぶしにはいいかな。