退職刑事 (1) (創元推理文庫) (創元推理文庫 M つ 3-2)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488434021

感想・レビュー・書評

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  • 退職した刑事の父に、現職刑事の息子が事件の情報を聞かせ、父が動機や犯行の方法を推理していく安楽椅子探偵もの。余計な展開はなくただただ事件のひも解きで構成されている。あとがきにあった、実際に起こった事件の動機や手口があまりにも納得できるものではないので、論理的に考えて一つの物語にした、という話は興味深い。楽しんで書いたんだろうなという気がする。

  • 元祖、日本の安楽椅子探偵

  • 4 

    なるほど“論理のアクロバット”。
    後半もう少し息子が異を唱えてやりとりがあっても良かったかと思うが、あまり複雑になるのも本意ではないだろうし、難しいところか。
    巻末の法月綸太郎の解説が、とてもしっかりした本来の意味の解説で秀逸。

  • 5巻へ

  • 退職刑事1読了。いまになってみると、生活背景の自然な描写から、時代もえを味わえるいい小説ですね。西澤さんのアームチェアもこのへんに影響されてるのかーと思うと感慨深い。ただ新本格前で、女性にとってはあまりに下品な話が続いて多少ツライです。ミステリ史を読むと思うとおもしろい。

  • 再読。安楽椅子探偵モノ。定番ですが、そこが良い。
    解説で引用されてた「謎と論理のエンタテインメント」って言葉好きですね。

  • 安楽椅子パズラー。さすがに古いし、生臭い話ばっかりで、あまりのめり込めず。

  • パズルチックで面白いけど、でも退屈。

  • 普通。水戸黄門型の安楽椅子元刑事。

  • シリーズ化されていたので大人買いしてしまったのですが、私にはまったりとしすぎていて、登場人物も少なく、正直面白みは感じませんでした。2巻目以降読むかどうか迷ってます・・・。

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著者プロフィール

(つづき・みちお)1929-2003。東京出身。10 代から時代ものを発表していた読物雑誌の衰退に伴って海外ミステリ翻訳家に転向、『E
QMM(エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)』日本版編集長を経て、1961年『やぶにらみの時計』を刊行、推理作家となる。トリッキーな趣向を凝らした作品の一方、ユーモラスなアクション小説、捕物帳を含む本格推理、ハードボイルド、SFミステリなど多彩な作風をもつ。永く無冠でいたが晩年に日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2022年 『都筑道夫創訳ミステリ集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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