烙印 (創元推理文庫 Mお 16-2)

著者 :
  • 東京創元社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488464226

作品紹介・あらすじ

日本探偵小説草創期に江戸川乱歩や甲賀三郎と並び称された巨匠・大下宇陀児の短篇の精髄を全二巻に集成した文庫傑作選。本巻では、証書偽造が発覚した青年事業家が破滅を逃れるため練り上げた周到な殺人計画とその顛末を描いて傑作と名高い表題作をはじめ、奇抜な毒殺方法を用いた倒叙短篇「爪」、著者最後の短篇となった「螢」まで、戦後の作品を含む全八篇を収める。

感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。

  • 傑作選全二巻のうちの二巻目。戦後に書かれた短編小説8つと、エッセイ2つ。エッセイでもはっきり宣言されているように、徹底して人間の心の移り変わりや感情をきめ細かく描写しようとしていることが伝わってきます。そのこだわりが登場人物の語りという形式をとることによってより研ぎ澄まされた『不思議な母』と『危険なる姉妹』が特に印象に残りました。藤原編集室さんによる解題も読み応えがありました。

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著者プロフィール

1896-1966。『新青年』系の探偵作家。変格探偵小説の雄。「石の下の記録」で探偵作家クラブ賞受賞。

「2017年 『見たのは誰だ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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