願いの桜 (千蔵呪物目録2) (創元推理文庫)

著者 :
  • 東京創元社
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本棚登録 : 55
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488537074

作品紹介・あらすじ

「願いの桜の話って本当だと思う?」駄菓子屋兼骨董店を営む宗助は、馴染みの中学生亜佐美からそう聞かれた。寂しい場所に一本だけ立つ桜の木に願い事をすると叶うのだという。奇妙な言い伝えに目がない宗助が調べ始めると、亜佐美の周辺で体調を崩した生徒がいることがわかる。宗助は、祖父の代からの知り合いで呪物に詳しい朱鷺に助けを求めた。呪物を求めて旅をする少年朱鷺とその兄冬二が遭遇する不思議な出来事。シリーズ第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 変わった切り口のファンタジー
    個人的に好きな系統の作品です
    まだまだ千歳家に関する謎が小出しにしか出されていませんのでしばらくは楽しめそうです

  • 朱鷺達の事情は重いものの、今回の事件だけをとってみると子供っぽい正義感が中心の話なので、未熟さと成長を感じる内容。宗助と鈴の関係とか色々不安要素はあるものの、どうにかして皆良い所へ着地して欲しいと思います。

  • 時間軸を行ったり来たり忙しい。色んなことの理由を考え出すと腑に落ちなくなるので、あっさりと展開を楽しむくらいがちょうどよい。神様の餌付けは、やってみたい気もする。

  • 宗助が引き取った、神様として崇め奉られていた少女・鈴、願えば叶うという、とある桜の木になんとなく願ってしまい、それが原因でその対象となった人物に不幸が起きているのではないかと恐れ、馴染みのある宗助の知り合い・朱鷺に助けを求めてきた亜咲美、そして亜咲美と同じクラスの笹倉青葉…さまざまな登場人物の思惑等が絡み合いストーリーが展開していく様は、読んでいてまぁまぁ読み応えがある。
    個人的には鈴と冬ニのやりとりが好き。あと、自我が芽生え始めて宗助を守ろうと行動する鈴のシーンも良かった。

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