- Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488577049
感想・レビュー・書評
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再読ー。あああ大好き。
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むしこ/まるた曜子さん再読。ケロウィン好きすぎる。再読。ケロウィン好きすぎる。2012/03/09
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ヴァルデマール年代記シリーズの2シリーズ目、というのだろうか。「タルマ&ケスリー」の傭兵コンビに端を発したこのシリーズも、ここでとうとう主役が交代する。
今度の主役はなんとケスリーの孫娘(!)。あの二人がおばあさんとなってしまったのだ。時の流れって……。
というショックで、実は発売と同時に買ったのに、読めたのがつい先週と、都合7年間も放置してしまった。大好きな主人公たちが年老いて退場していくのを読むのはつらいものではないでしょうか。
ところがどっこい、というべきか、あの二人だけにやはりというべきか。
神経痛が、とか、関節が、とか言いながらも元気です。あの二人。相変わらず皮肉っぽく、そして剣については容赦なく孫娘を鍛えるタルマ。そして、孫がいるとは思えない若さと美貌と気品で他を圧倒する魔法使いケスリー。二人に鍛えられ、孫娘ケロウィンもまた立派な傭兵として独り立ちをしていきます。あのはた迷惑な剣「もとめ」を帯びて!
このケロウィン、「女だけど恋愛脳なんて言わせないわ!」とか「男だけが幸せじゃないわ!」みたいな流れで、男たちの方が恐れをなして近寄ってくれない感じのヒロインなのですが、まあ、そこは(あの『旅立つ船』の)マーセデス・ラッキーですから、最後の最後には「あなたしかいないわ!!!」みたいな感じで、やっぱりアンマキャ系になってしまいます。とはいえ、ちゃんとそこは一ひねりも二ひねりもあっての展開ですので大団円に鼻白むことはないのじゃないかと思いますけども……!
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2023/07/11
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26:00:00
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タルマとケスリーの続き、と言うかヴァルデマール序章と言うべきなのか。個人的にタルマとケスとワールのトリオが好きなのであの3人組はもう出てこないんだろうなあと寂しく思いながら読みました。
それにしてもケスもワールも居ない、そして信じる神も無いケロウィンのなんとも危なっかしいこと。読んでいてハラハラしました。タルマは誓いが失敗に終わろうがそこに信念があったわけですがそれもなく秀でているからと言う理由で傭兵か…。エルダンじゃないですが釈然としないものはあります。そしてあそこまでヴァルデマールを拒んだ理由もイマイチわからない。まあそれは自分がそこまで恋しい人も自分の職業を誇りに思ってもいないからなのかもしれませんが。 -
ヴァルデマールの世界にいよいよ嵌りこんでいく。エルスぺスの冒険を読んでいくと、ケロウィンのことを知りたくなるし、そうするとタルマとケスリーの話を読まねばならなくなっていく…。
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2009年6月10日読了
ヴァルデマール・シリーズ。
この前読んだタリアのお話より、骨太の感じがあって私は好きです。
窮地に陥っても、自らの才覚で切り抜けていく主人公が読んで手気持ちいい。
これを読んだら、先に読んで意味がよくわからなかった続編の「宿命の囁き」をもう一回読まなくちゃ。
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未読