- Amazon.co.jp ・本 (319ページ)
- / ISBN・EAN: 9784488683061
作品紹介・あらすじ
なんとか無事におんぼろ船を迎え入れたものの、続いてやってくる宇宙海賊に対して、非武装のステーションではなすすべもなかった。護るべき最優先は脳であり、もしシメオンが殻から取り出されるようなことになれば、ステーションの命ももはやそれまでだ。力でかなわないのなら頭をつかえとばかりに、スタッフは一丸となって海賊をあざむく作戦に出た。ステーションの明暗は。
感想・レビュー・書評
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上と同じ
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戦う都市〈下〉 (創元SF文庫―歌う船シリーズ)
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事前に期待レベルを上げなければ満足感上がったかもしれない。だけど、歌う船シリーズということで期待してしまった。途中から最終頁まで進めて読み終わったといいたい気分になったということは、惰性で読んでいる状態に陥ったんだと思う。シメオンが囮の船をコルナー人の追跡艇に送るあたりから、ファンタジーの話になって、物語の持つ説得力が落ちてしまった。ヒロインのシャンナも恋する女性の面のイメージが強くて、しかも、実体のある男性と肉体関係を持つ恋に落ちて、それが、パートナーのシメオンにも承認される関係で、殻人が脇役になるんだったら、歌う船シリーズでなくて、別の恋愛小説でも読むよと思う。
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宇宙の辺境の商用ステーションが、海賊に襲われるお話です。
有効な武器も持たず、頼りの宇宙軍は遥か彼方。
襲ってくる海賊は悪名高く、宇宙軍が到着するまでなんとか
生き残ろうと殻人シメオンが得意の軍事シュミレーションの
知識を駆使して作戦を練り・・・みたいな。
そして現れた海賊は、これまた超美男子で美しい種族。
しかもやたら冷酷で強靭で、繁殖力はゴキブリ並み。
マキャフリーはやっぱり美男子がお好きなようです(^▽^;)
ハーレクインロマンスか?と思えるような描写もちらほら。
海賊の首領とシメオン&シャンナの頭脳戦、占領された
都市での人々の抵抗とゲリラ戦、海賊の種族としての
性質や風習など文化人類学的要素もあったりして
大いに楽しめるエンターテイメント作品です。 -
絶対的な悪キャラである侵略者集団以外、身内に悪人が出てこない話。なので、どうなるかハラハラはするものの最後はハッピーエンドと知りながら読んでいる。
それもまたよし・・・