メモリー 下 (創元SF文庫)

  • 東京創元社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784488698133

作品紹介・あらすじ

脳内の記憶チップが機能不全を起こし、記憶が混乱し暴れ出すイリヤン長官。彼に面会を求めるが、機密保安庁に拒まれつづけたマイルズは、なんと皇帝直属の聴聞卿という特権的な地位を手に入れる。それでも事実究明は困難をきわめた。やがて彼は、ひとつの手がかりにたどりつくが…奇怪にもそれをみつけた場所には、出入りしたはずのないマイルズの入室記録が残っていたのだ。

感想・レビュー・書評

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  • 臨時ながら聴聞卿というポジションを与えられ、マイルズはイリヤンの異変の調査をさらに続ける。除隊のショックからも次第に立ち直るが、今後自分はどうしたいのか?そして仲たがいしたままのクインとの関係は…。
    SF色はあるが、下巻はほぼ謎解きストーリーですな。しかし、これまでの数々の物語を踏まえたうえでのこの話を読むと、マイルズ自身の内面や自分の置かれている状況を受容し次の人生のステージへ踏み出す部分や、年月の経過によるその他の人の変化も描かれていて、意外と奥深い。あっという間に読み終えてしまった。

  • コマールの前に再読ー。

    グレゴールがハローチを尋問するシーンが何度読んでも最高です。3人の驚き様が、描写は少ないのに目に見えるようで(笑)

  • マイルズがプーたろうになって、今後どうなるんだと思っていたところに皇帝直属の聴聞卿!
    この特権的地位を使って事件を解決していく様が気持イイ。

  • 元々水準の高いマイルズシリーズの中でも、特に良い。
    星5つ、文句なし。

  • 事件は宇宙でおこっているんじゃない、機密保安庁でおこっているんだ!
    ってな感じの作品で、いつものデンダリィ傭兵隊も出てこないし、
    ドンパチも無い作品です。

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